内容説明
自分を知れば、自分を変えられる。哲学、心理学、経済学、政治学などの幅広い知見に学ぶ、「人間」そして「自分自身」の意外な実態。
目次
なぜ哲学が必要か?
なぜお金を貯めきれないのか?
現在という泥沼―なぜ辛抱できずに言い訳ばかりするのか?
本当にダメ人間なのか?
自分を変えるためには
過去という呪い―なぜ、人はこだわって損をしてしまうのか
未来への怖れ―なぜ変わることができないのか?
「チャレンジ」という逃げ―「痛み」への怖れ
弱く醜い自分―流されてしまうのはなぜか?
お金は欲しいが、それだけじゃない?
アメと鞭―人をやる気にさせるには?
報復と赦し―人間関係で失敗しないためには
寛容の重要性―基準を少し緩める
共感と冷淡さ
「みんな」に頼れば失敗しない?
「みんな」で議論すれば大丈夫?
「組織」や「社会」とはなんのためにあるのか?
「生きる」とはどのようなことか?
著者等紹介
中村隆文[ナカムラタカフミ]
長崎県生まれ。千葉大学文学部卒業。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。釧路公立大学経済学部准教授。哲学専攻。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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テツ
9
全ての意思決定、価値基準は自分自身が積み重ねてきた諸々によりジャッジされる。ぼくたちはそれを当然のように考えて受け入れている。改めて振り返ってみると不思議だよな。そんな一個人の極めて個人的な経験から生み出された基準が、膨大な数の人間の群れの客観的且つ広い視点と知性から生み出された公の基準よりも優先されがち(なことが多々ある)なのが。それが悪いこととは言わないが全ての人間は自分自身という特別な存在にその特別さ故に重きを置きすぎる。そうした在り方とメカニズムについて学ぶことは人生に余裕を持たせるために必要だ。2023/06/27
がっちゃ
1
面白かったです。囚われていたことから、少し心が解放されたような気がしました。2018/06/16
r_ngsw
1
副題には「自分を知るための哲学」と題しておきながら、 最初の方は「あれ?行動経済学の本?」という印象を受けつつ読み進めました。カーネマンだったりアリエリーだったり、… 続き→ https://goo.gl/rHCNxN2018/01/17
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