若者たちの食卓―自己、家族、格差、そして社会

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若者たちの食卓―自己、家族、格差、そして社会

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779511424
  • Cコード C3030

出版社内容情報

写真、データから食生活を明らかにし、自己、家族、格差など、若者たちを取り巻く現実を心理学・社会学など分野を横断して読み解く

第1部 写 真 法 

 第1章 写真から見える食(外山紀子)

 第1節 写 真 法  

 第2節 調査対象者の背景

 第3節 現在の食  

 第4節 栄養評価  

 第5節 思い出の食 



第2章 中学生・大学生の食事:食の外部化とダイエット(長谷川智子)

 第1節 はじめに  

 第2節 長谷川ら(2013)の調査方法の概要  

 第3節 中学生と大学生の欠食と食事バランス 

 第4節 さまざまな食事の実際  

 第5節 食器の代用品  

 第6節 食生活は1 年で変化するか? 家族と住まう大学生の場合

 第7節 おわりに 



第3章 食から見える大学生の生活(佐藤康一郎)

 第1節 食生活調査のきっかけ 

 第2節 調査方法の概要  

 第3節 コンビニエンスストア 

 第4節 外  食  

 第5節 食事の時刻と回数

 第6節 食事の場所 

 第7節 おわりに  



第2部 データからみる大学生の食

第4章 いまどきの大学生(外山紀子)

 第1節 はじめに  

 第2節 お金の使い道 

 第3節 節約志向の大学生

 第4節 身体と食  

 第5節 おわりに  



第5章 大学生世代の家族の歴史(長谷川智子)

 第1節 女性の出産・家族構成の推移  

 第2節 家族の就労状況・母親の仕事  

 第3節 家庭における経済状況の推移  

 第4節 家族の食と家計について  

 第5節 おわりに  



第6章 食品産業の変化と大学生の食(佐藤康一郎)

 第1節 大学生の親世代に起きたこと 

 第2節 外食の産業化 

 第3節 スーパーマーケットの台頭 

 第4節 コンビニエンスストアの成長

 第5節 中食市場の拡大

 第6節 学生食堂離れ 

 第7節 デフレーションの影響:牛丼を例に

 第8節 おわりに



第3部 大学生の食をみる視点

第7章 家族と共食(外山紀子)

 第1節 孤  食 

 第2節 共  食 

 第3節 家族の個人化と共食



第8章 世代による食行動の違い(長谷川智子)

 第1節 はじめに  

 第2節 食物選択に影響を与える要因 

 第3節 団塊ジュニア世代前の世代と以降の世代の食行動

 第4節 食の思い出  

 第5節 家族の食の継承 

 第6節 おわりに  



第9章 青年期の自己・パーソナリティと食(小塩真司)

 第1節 はじめに 

 第2節 自己・パーソナリティ

 第3節 自己・パーソナリティと食との関連

 第4節 ま と め  



第10章 青年期の対人関係と食(岡田 努)

 第1節 はじめに 

 第2節 ランチメイト症候群 

 第3節 ふれ合い恐怖  

 第4節 孤独感の発達といわゆる「ぼっち席」について 

 第5節 ま と め  



第11章 大学生の階層的位置と食習慣(橋本健二)

 第1節 格差拡大と大学教育の社会的位置  

 第2節 大学教育の構造的位置  

 第3節 大学生の出身階層と大学類型

 第4節 大学類型と学生生活  

 第5節 出身階層・大学類型と食習慣 

 第6節 朝食をとることの意味  

 第7節 おわりに  



第12章 社会階層と食生活 : 量的データによる食格差の分析(小林 盾)

 第1節 食生活に格差はあるのか  

 第2節 量的データで食生活をとらえる  

 第3節 青年期と成人期の食生活  

 第4節 成人期の食生活に格差はあるのか

 第5節 ま と め  



第13章 学生食堂における朝食支援(佐藤康一郎)

 第1節 学生食堂の変遷 

 第2節 朝食の支援  

 第3節 学生食堂と企業・組織との協業 

 第4節 食事づくりの支援  

 第5節 おわりに  



第14章 飽食環境に生きる大学生たち(今田純雄)

 第1節 はじめに 

 第2節 飽食環境 

 第3節 飽食環境は人々に何をもたらせたか 

 第4節 食の代行と依存 

 第5節 これからの若者(大学生)に求められること



コラム1 大学生がイメージする「バランスのよい食事」(手島陽子)

コラム2 いまの大学生と飲み放題・食べ放題(長谷川智子)

コラム3 家計調査から読み取る食の地域性(佐藤康一郎) 

コラム4 料理男子(外山紀子)

コラム5 子どもをもつ夫婦の家事関連時間の変化と妻の調理(長谷川智子)

コラム6 大学生と期限表示(佐藤康一郎) 

コラム7 つくられた家族団らん(外山紀子)

コラム8 食の思い出:マクドナルドは高級品!?(長谷川智子)

コラム9 動機はダイエット(小塩真司)

コラム10 現代青年と「食」の場の意味(岡田 努)

コラム11 格差拡大と若者の飲酒行動(橋本健二)

コラム12 子どもの食格差(外山紀子)

コラム13 学生食堂の国際化(佐藤康一郎)

コラム14 カップ麺のヒミツ(今田純雄)





外山 紀子[トヤマ ノリコ]
現 職:早稲田大学人間科学学術院教授学 位:博士(学術)(東京工業大学)専 門:発達心理学(認知発達,食発達)主要著書・論文:『 発達としての共食』(単著)(2008年,新曜社),『子どもと食』(共編著)(2013年,東京大学出版会)など

長谷川 智子[ハセガワ トモコ]
現 職:大正大学心理社会学部教授学 位:博士(文学)(早稲田大学)専 門:発達心理学(母子関係,食発達)主要著書・論文:『 子どもの肥満と発達臨床心理学』(単著)(2000年,川島書店),『子どもの食と栄養―健康なからだとこころを育む小児栄養学 改訂第2 版』(共編著)(2014 年,診断と治療社)

佐藤 康一郎[サトウ コウイチロウ]
現 職:専修大学経営学部准教授学 位:修士(商学)(専修大学)専 門:フードマーケティング主要著書・論文:『写真分析による大学生の食生活調査』(単著)(2012 年,専修大学社会科学研究所社会科学年報),『現代フードサービス論』(共著)(2015 年,創成社),など

内容説明

食の写真が映し出す若者たちの現実とは?写真、データから若者の食生活を明らかにし、若者の自己、そして家族、格差、社会など、若者たちを取り巻く現実を心理学・社会学・経営学など分野を横断して読み解く。食べ物から考えるユニークな若者論。

目次

第1部 写真法(写真から見える食;中学生・大学生の食事:食の外部化とダイエット;食から見える大学生の生活)
第2部 データからみる大学生の食(いまどきの大学生;大学生世代の家族の歴史;食品産業の変化と大学生の食)
第3部 大学生の食をみる視点(家族と共食;世代による食行動の違い;青年期の自己・パーソナリティと食;青年期の対人関係と食;大学生の階層的位置と食習慣;社会階層と食生活:量的データによる食格差の分析;学生食堂における朝食支援;飽食環境に生きる大学生たち)

著者等紹介

外山紀子[トヤマノリコ]
早稲田大学人間科学学術院教授。博士(学術)(東京工業大学)。専門は発達心理学(認知発達、食発達)

長谷川智子[ハセガワトモコ]
大正大学心理社会学部教授。博士(文学)(早稲田大学)。専門は発達心理学(母子関係、食発達)

佐藤康一郎[サトウコウイチロウ]
専修大学経営学部准教授。修士(商学)(専修大学)。専門はフードマーケティング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PONSKE

10
「悲観的なラストにやや違和感」 食事に関して写真や数量データを用いて心理学や社会学の視点で論じている本。1970年代から外食・中食産業が盛んになり、それが食の外部化や簡易化を加速させた。現代人の多忙さや貧困など社会的要因もあるので、単純に否定はできない。最後には現代の飽食環境が感覚や能力、文化が喪失させると痛烈な批判をしているが、本当に「昔はよかった」のだろうか…。2019/03/10

てくてく

5
大学生の食生活を彼ら自身に撮影してもらった写真をもとに分析したり、食生活に影響を及ぼす経済事情、そして変化を分析している。若者の食の場合、一人暮らしと実家暮らしの差、実家暮らしてあっても「孤食」が進んでいることなど、写真をもとにしたデータ分析自体は興味深かった。ただし、一冊全体としてのまとまりに欠けるというか、早稲田大学にゆかりのある世代の異なる研究者が参加した共同研究報告書みたいな印象を受けた。2017/04/22

きゅー

4
この数十年の若者の食生活を、複数の研究手法によって浮かび上がらせようという一冊。全14章が8名の研究者によって分担して執筆されているため、似たような内容が何度も繰り返し記載されるのが残念なところ。全体を通読すると言うよりは、学術雑誌のように自分の気になった章を拾い読みするのが良いかも。2024/04/10

hideko

0
写真法はインパクトがあります。 食卓は生活を映し出す鏡のようです。2018/03/10

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