誤解の心理学―コミュニケーションのメタ認知

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779511318
  • Cコード C1011

出版社内容情報

誤解はなぜ起こるのか。誤解され気まずくなっても、関係修復はできるのか。メタ認知をキーに、コミュニケーション力を培う。

はじめに



1.本書の目的と構成

2.「コミュニケーションのメタ認知」とは



I 事例編

1章 日常の中の誤解

1.笑って済ませられる誤解

2.笑っていられない誤解

  コラム1 ある主婦の災難

3.かなり深刻な誤解  

  コラム2 ある大学院生の悲劇



? 解説編

2章 誤解の言語学的背景

1.言語表現の誤解調査  

(1)誤解経験の意識化と誤解内容の言語化  

(2)誤解内容の分類  

2.音韻論的誤解(聞き取りの誤り)  

3.統語論的誤解(文法解釈の誤り)  

(1)省略表現に関するもの  

(2)修飾語-被修飾語,主語-述語,主語-目的語の関係づけに関するもの  

4.意味論的誤解(意味解釈の誤り)  

(1)方言に関するもの  

(2)同音異義語に関するもの  

(3)多義的表現に関するもの  

  コラム3 「のび太」に似ていると嬉しいか?  

(4)抽象的表現・専門用語・流行語に関するもの  

(5)主観的表現に関するもの  

5.語用論的誤解(意図解釈の誤り)  

(1)間接的要求に関するもの  

(2)間接的拒否に関するもの  

(3)その他の間接的表現に関するもの  

(4)指示表現に関するもの  

  コラム4 誤解で絞首刑になった男がいた!?  

6.発話意図の解釈と心の読み取り  



3章 誤解の心理学的背景(1):言語内容の誤解 

1.情報の非共有に起因する誤解  

(1)語の意味の非共有  

(2)省略語の非共有  

(3)含意(発話意図)の非共有  

  コラム5 高くついた冗談  

2.予想・期待に起因する誤解 

  コラム6 わかりにくい話  

3.記憶の歪みに起因する誤解  

  コラム7 いつの間にか「亡くなって」いたキング夫人  

4.他者視点の欠如に起因する誤解  

5.気分・感情に起因する誤解  



4章 誤解の心理学的背景(2):言語内容以外の誤解 

1.コミュニケーション・メディアに起因する誤解  

2.あいづちとうなずきの乏しさに起因する誤解  

3.パラ言語と表情に起因する誤解  

  コラム8 誤解を招いたメラビアン  

4.その他の非言語に起因する誤解  

(1)アイコンタクト  

(2)物理的距離  

(3)着席位置  

(4)身体接触  

(5)服装や持ち物など 

(6)文字フォント  

  コラム9 「エレガント平成」騒動  



5章 誤解の文化論的背景 

1.日米のコミュニケーション文化の違い  

2.日米摩擦の裏にある誤解  

3.日米の表情差  

4.男女間のコミュニケーション文化の違い  

  コラム10 あるカップルの破局  

5.日本国内でのコミュニケーションの文化差  

  コラム11 お茶漬け伝説  



6章 コミュニケーションに関わるメタ認知と脳機能

1.メタ認知とは何か  

2.コミュニケーションに関わるメタ認知  

  コラム12 メタ認知を働かせすぎると…  

3.コミュニケーションにおけるメタ認知と関連する概念

(1)視点取得  

(2)心の理論(theory of mind: TOM)  

(3)共感(empathy)  

(4)メンタライジング  

(5)マインド・リーディング  

4.コミュニケーションとメタ認知を司る脳領域  

  コラム13 急に人間関係がうまくいかなくなった青年の謎

5.社会脳  

6.メタ認知と脳  



? 予防・対策編

7章 誤解の予防と対策 

1.予防・対策を要するコミュニケーションの悩みとストレス  

2.メタ認知を促すコミュニケーション・トレーニング

(1)誤解事例分析シートを用いた演習  

(2)不十分な説明材料を用いた演習  

(3)自らのスピーチ・プロトコルを作成する演習  

(4)討論を評価し合う演習  

(5)「言わなかったこと」を「言った」と思わせる演習  

(6)誤解を誘発するメッセージを作る演習  

(7)非言語情報の伝達演習  

  コラム14 「なべなべ,そこぬけ」の動作を言葉で説明してみると…  

(8)概念や考えを図で表現する演習  



おわりに:メタ認知によるコミュニケーションの改善に向けて

引用文献

事項索引

三宮 真智子[サンノミヤ マチコ]
大阪大学人間科学部を経て同研究科博士後期課程を1983年に単位取得満期退学。鳴門教育大学助手,講師,助教授,教授を経て,現在大阪大学大学院人間科学研究科教授。学術博士(大阪大学)。専門は,認知心理学,教育心理学,教育工学。

目次

1 事例編(日常の中の誤解)
2 解説編(誤解の言語学的背景;誤解の心理学的背景(1):言語内容の誤解
誤解の心理学的背景(2):言語内容以外の誤解
誤解の文化論的背景
コミュニケーションに関わるメタ認知と納機能)
3 予防・対策編(誤解の予防と対策)

著者等紹介

三宮真智子[サンノミヤマチコ]
大阪大学人間科学部を経て同研究科博士後期課程を1983年に単位取得満期退学。鳴門教育大学助手、講師、助教授、教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。学術博士(大阪大学)。専門は、認知心理学、教育心理学、教育工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ブルーハート

5
学生達から「誤解」の体験エピソードを集めて分類している。エピソード自体は読み物としてなら面白いが、その分類はひどく単純なもので、「誤解」は誤解されたままになってしまっていて、残念だな。2017/12/19

まるちゃん

1
職場や知人との会話で、誤解がもたらすトラブルが続きこの本を手にした。メタ認知の大切さと、誤解されないように準備することに納得できた。2021/02/15

Go Extreme

1
コミュニケーションのメタ認知 日常の中の誤解 誤解の言語学的背景:言語表現・音韻論的誤解(聞き取り)・統語論的誤解(文法解釈)・意味論的誤解(意味解釈)・語用論的誤解(意図解釈) 言語内容:情報の非共有・予測/期待・記憶の歪み・他者視点欠如・気分/感情 言語内容以外:パラ言語と表現 誤解の文化論的背景:コミュニケーション文化・日米の表情差・コミュニケーションの分化差 メタ認知と脳機能:視点取得・心の理論・共感・メンタライジング・マインドリーディング 社会脳 メタ認知によるコミュニケーション改善2017/04/02

hidehi

1
とても真面目に、いろんな”誤解”の例をあつめて学問的に考察している本。真面目なだけに面白味はないが、結論としての誤解を避けるためのトレーニングは有効そう。 ある意味、「炎上」は誤解の最たるものだし、メールや SNS での痛々しい事例は多くあるので、こうした取り組みはもっと学校などで取り入れられてもいいのではないかと思う。2017/07/14

言いたい放題

0
図書館にない2021/11/19

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