温泉と地球科学―温泉を通して読み解く地球の営み

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温泉と地球科学―温泉を通して読み解く地球の営み

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779510946
  • NDC分類 453.9
  • Cコード C0040

出版社内容情報

温泉科学で地球を探る! 温泉の水位変化で地殻診断? 「湯の花」から太古の海の環境が判明?……。最新研究が詰まった入門書!

第1章 火山に湧く冷たい炭酸泉

   (大沢信二)

1 はじめに

2 炭酸成分の起源を知る方法

3 火山の地下水研究への応用

4 冷炭酸泉の分布と火山体の年齢

5 姫島火山の鉱泉の研究

6 姫島火山の明神山の噴出年代

7 おわりに



第2章 沈み込むプレートに辿り着く温泉  

   (網田和宏)

1 はじめに

2 温泉の起源を追って

3 中央構造線沿いの塩水を狙って

4 温泉「水」の起源を探る

5 溶存成分が示すもの

6 付随ガスの起源を読み解く

7 温泉起源流体の正体は?

8 温泉の湧出母岩に関する考察

9 深部起源流体と中央構造線との関係

10 おわりに



第3章 高アルカリ性温泉水〈丹沢山地〉

   (板寺一洋)

1 はじめに

2 丹沢山地と周辺の温泉・鉱泉地の概要

3 高アルカリの特徴はどうして生まれたか?

4 温度はどうやって獲得したのか?

5 まとめ



第4章 太古の海洋環境の手がかりになる湯の花

   (?島千鶴)

1 はじめに

2 トラバーチンの沈殿機構

3 入之波温泉の研究例

4 太古の海洋環境の復元を目指して

5 おわりに



第5章 温泉の水位変化で地殻を診断

   (柴田智郎)

1 はじめに

2 地下水の動き

3 地下水位の変動

4 温泉の水位観測

5 地震に伴う水位変化

6 潮汐と気圧に伴う水位変化

7 歪に対する応答係数

8 おわりに



第6章 日本のジオプレッシャー型温泉

     ――新潟県松之山温泉の例――

   (渡部直喜)

1 はじめに

2 新潟県の石油・天然ガス付随水

3 松之山温泉の特徴

4 まとめ

5 おわりに



第7章 有馬温泉の「金泉」

     ――金泉はどのようにして地表に現われるか――

   (西村 進)

1 まえがき

2 有馬温泉の概要

3 金泉はどのようにして湧出しているのか

4 地球岩圏内の「水」流体の働き

   ――まとめに代えて――



日本温泉科学会[ニホンオンセンカガクカイ]
広い分野の温泉に係わる研究をしている研究者や専門家の集団。

大沢 信二[オオサワ シンジ]
1960年生まれ。1992年東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了(理学博士)。京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設助教授。深層熱水・地層水の地球科学的研究,地下水・降水の同位体地球化学的研究,地熱系の環境化学的研究。〔主な著書〕『温泉科学の最前線』〔共著〕ナカニシヤ出版(2004年),"Escape of volcanic gas into shallow groundwater systems at Unzen volcano (Japan): evidence from chemical and stable carbon isotope compositions of dissolved inorganic carbon" Limnology, No. 3 (2002年), "Isotopic characteristics of typhonic rainwater: Typhoons No.13, 1993 and No.6, 1996 struck Japan" Limnology, No. 1 (2000年),他。

西村 進[ニシムラ ススム]

内容説明

温泉科学で地球を探る!火山と冷たい炭酸泉の関係とは?温泉の水位変化で地殻を診断?「湯の花」から太古の海の環境が分かる?有馬の「金泉」が湧くメカニズムとは?…最新の研究成果が詰まった温泉科学入門。

目次

第1章 火山に湧く冷たい炭酸泉
第2章 沈み込むプレートに辿り着く温泉
第3章 高アルカリ性温泉水“丹沢山地”
第4章 太古の海洋環境の手がかりになる湯の花
第5章 温泉の水位変化で地殻を診断
第6章 日本のジオプレッシャー型温泉―新潟県松之山温泉の例
第7章 有馬温泉の「金泉」―金泉はどのようにして地表に現われるか

著者等紹介

大沢信二[オオサワシンジ]
1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了。博士(理学)。京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設教授(地熱流体論研究分野)で、研究施設長を兼務。専門は地球流体化学で、地球の水を物質科学的に調べ、その起源や成分の由来などを探る研究をしている

西村進[ニシムラススム]
1932年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学名誉教授。特定非営利活動法人シンクタンク京都自然史研究所理事長。温泉の探査、放射性廃棄物地層処分の研究、二酸化炭素の炭層貯留の安定性の研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イツシノコヲリ

2
だいぶ前に読んだので詳細は覚えていないが、地球科学の研究者による専門的な論考が並ぶ。温泉を網羅的に解説しているわけではないが、有馬温泉や紀伊半島などのプレート沈み込み帯の温泉、深部から湧き出る新潟のジオ・プレッシャー型の温泉の成因が分かる。2025/01/08

takao

1
ちょっと専門的2017/01/12

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