内容説明
身体をめぐる教育実践はどのように変容しつつあるのか?ポストフォーディズムのコミュニケーション社会において変容する身体と教育との関係を大学の身体教育の実践現場から捉える。
目次
第1部 現代社会における身体と教養(ハビトゥスなきハビトゥスの時代 コミュニケーション社会における知と身体;教養教育にみる「音楽」のあり方を考える;教養として身体を「学習」することの必要性―体育教育の批判的考察から)
第2部 大学生の身体とコミュニケーション(ボランティア化する社会と身体 大学生を取り巻くボランティアの状況;オンライン・メディアと女子学生の「つながりっぱなしの日常」)
第3部 「アクティブラーニング」と教養教育の現在(身体教育の学びを考える スポーツ・ウェルネス教育とアクティブラーニングの視座から;アクティブラーニング型初年次キャリア教育 その実践と課題;鼎談:身体の教養を再考する―動きと言葉のリベラルアーツへ)
第4部 学校教育におけるスポーツ文化(スポーツの重要性と学業のバランス アイルランドの中等学校の課外活動を参考に;部活動指導についての一考察 教職課程2年「特別活動」を例として)
著者等紹介
山本敦久[ヤマモトアツヒサ]
成城大学社会イノベーション学部准教授。専攻は、スポーツ社会学、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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