内容説明
政府信用危機に繰り返し直面しながら、ブラジルはいかにして経済成長を達成してきたのか、変革期のカルドーゾ政権における財政金融政策を中心に考察する。
目次
序章 ブラジルにおける財政政策と国際金融市場への対応
第1章 国際金融市場への復帰と国債政策
第2章 国際収支危機と予算制度改革
第3章 公企業の民営化と政府債務管理
第4章 税制改革と政治・経済・社会構造の変容
第5章 財政調整制度改革と参加型予算制度
終章 カルドーゾ政権期における財政政策および通貨金融政策の性格
著者等紹介
水上啓吾[ミズカミケイゴ]
1980年茨城県に生まれる。2003年横浜国立大学経済学部卒業。2010年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。とっとり地域連携・総合研究センター研究員、鳥取環境大学地域イノベーション研究センター講師を経て、大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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