内容説明
金融危機や地球環境問題をはじめ激動する現代世界の中で、保守的自由主義こそが未来を切り開く思想である―偉大な保守主義者たちの思想を現代によみがえらせ、そのアクチュアリティを問う。
目次
序章 現代世界と保守的自由主義
第1章 エドマンド・バーク―「義務」なき「選択の自由」の帰結
第2章 ジョサイア・タッカー―宗教・経済・政治
第3章 T.R.マルサス―農工バランス重視の経済発展論の今日的意義
第4章 マイケル・ポランニー―保守的自由主義をめぐるオークショットとの対話から
第5章 マイケル・オークショット―合理主義批判がもたらすもの
第6章 新渡戸稲造―戦前期保守的自由主義の一断面
第7章 柳田国男―「未来を愛すべきこと」
補章 ジョン・グレイの自由主義的ホッブズ解釈
著者等紹介
佐藤光[サトウヒカル]
1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程中途退学。博士(経済学)。社会経済論・宗教経済学専攻。現在、大阪市立大学名誉教授、神戸山手大学特任教授
中澤信彦[ナカザワノブヒコ]
1968年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(経済学)。経済思想史専攻。現在、関西大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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