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内容説明
音の技術と音の文化が交差する。19世紀から現在に至るまで、音のメディアは、どう変容したのか?その歴史を詳らかにし、技術変化と文化の相互作用を論じる!
目次
音響メディアへのアプローチ―身近な経験を歴史的にとらえなおす
第1部 音響技術から音響メディアへ(音響メディアの起源―2つの技術の系譜;録音技術と感覚の変容―ハイファイ理念の前史;録音技術の利用法―記録される人間の声 ほか)
第2部 音響メディアの展開(電気録音時代―音響再生産技術と電気技術の邂逅;ラジオとレコード―新型メディアの出現と文化の再編;磁気テープ―新たな記録機器と、新たな録音文化 ほか)
第3部 音響メディアと表現の可能性(新しい楽器―電子楽器の楽器化と楽器の変化;音を創造する飽くなき探求―レコーディング・スタジオにおけるサウンドの開拓;音響メディアの使い方―音響技術史を逆照射するレコード)
著者等紹介
谷口文和[タニグチフミカズ]
京都精華大学ポピュラーカルチャー学部音楽コース講師。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程単位取得退学
中川克志[ナカガワカツシ]
横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。京都大学文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)
福田裕大[フクダユウダイ]
近畿大学法学部講師。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jyocho_hiseisan
1
やっと読み終わった!よかたよかた、でも興味があるのはやはり美学寄りのことだなあ、卒論の本読まなきゃなあ2019/11/17
quolc
1
音楽を中心とした音響再生産技術(レコード)の100年余りの変遷の歴史を、技術とそれを受容し規定してきた社会的状況とを横断して概観した一冊。教科書を意識した作りで、リファレンスやディスカッションポイントが豊富。Hi-Fi概念と録音音楽の本質的な構築性、シンセサイザにおける操作と発音の契機の分離など興味深い話題が多く紹介されているが、個別の掘り下げは浅めなので専門的な文献を当たりたい。2016/03/30