目次
1 リスニングとは(聞こうと努力する過程;リスニングの必要性;対人援助職のためのリスニング)
2 カウンセリングの基本となる聞き方(積極的傾聴;自己理解の促進;対話的関係の確立)
3 リスニングの実際(リスニングの対象;リスニングの始め方;リスニングの約束事;リスニングの実際)
4 生活のなかのリスニング(基本は常識的対応;日々、紡がれる関係;異例の場合;援助職従事者としての自分のために)
著者等紹介
中島暢美[ナカジマノブミ]
京都橘大学健康科学部心理学科教授。2009年京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コージー
49
★★★★★図書館本だが手元に置いておきたい一冊。人と共感的な関わりをする職種向け。「リスニング」技術の手引き書。対人援助では必ず学ぶ「バイスティックの7原則」から、積極的傾聴、カウンセリングの技法、保育士の保護者との日常的な関わり方など、多岐にわたる体系とケーススタディが収録されている。耳障りな専門用語が少なく、事例も豊富であるため、非常に読みやすい。日常会話でも活かせなくはないが、特にカウンセラーや保育士には参考になるところが多いと思われる。【印象的な言葉】援助職従事者の心構え『普通・適当・いい加減』。2018/09/03