内容説明
越境を課される時代の“読み”“書き”“聞き”“話し”“考える”力。教育心理学・認知科学研究に基づいた大学教育論。
目次
第1部 プロローグ(大学における説明の教育とは:「越境の説明」の提案;「越境の説明力」育成の社会的背景と理論的展開)
第2部 「越境の説明力」を築く実践と理論(リーディング:読みにおける2つの越境;リスニング:「きく」力を涵養するプログラムの探求;ノートテイキング:越境の手段;ライティング:問題設定と論述のメカニズムとその支援;プレゼンテーション:多声的プレゼンテーションの概念と訓練手法;ディスカッション:学問する主体と学び合う社会を狙う;プロジェクト:日常への関心から出発する越境の説明力の構築;インターンシップ:フレイレの教師論からみた越境の説明;異文化間コミュニケーション:日本語教師教育からみた「越境の説明」育成の可能性;オンライン・コミュニケーション:インタフェース改善とリテラシー育成;セルフ・リフレクション:振り返りを共同の環のなかで捉える)
第3部 エピローグ(自己‐他者の構図からみた越境の説明:アクティブラーニングの潮流に位置づけて;越境の説明をはぐくむ教授学習の原理を求めて;「越境の説明」再検証:大学教育の未来へ)
著者等紹介
富田英司[トミダエイジ]
愛媛大学教育学部准教授
田島充士[タジマアツシ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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