内容説明
本書は、この「危機の二十年」の状況を念頭におきながら現代を読み直す試みの一環である。特に注目したのは、自由主義、いわゆるリベラリズムに埋め込まれた暴力性である。
目次
第1章 自由主義、民主主義、ナショナリズム―現代におけるナショナリズムと「危機の二十年」の比較研究
第2章 ラディカル・デモクラシーとデモクラティック・ピース論―政治的ラディカリズムと国際関係
第3章 非暴力抵抗の三つの歴史と三つの概念
第4章 現代における紛争解決の理論的地平
第5章 アメリカ政治経済の特性と文化論の隆盛
第6章 グローバル市民社会と政治変容
第7章 アイデンティティの喪失と暴力―アメリカ政治経済史についての一考察
第8章 構造的暴力と人間の安全保障
第9章 国際社会と人間の安全保障―生政治概念とアイデンティティ
第10章 現代におけるグローバルな善・悪の概念について―アレント・カント・デリダの正義
第11章 欧米圏の政治経済
著者等紹介
清水耕介[シミズコウスケ]
龍谷大学国際文化学部教授。1965年生まれ。西南学院大学卒業。ニュージーランド国立ヴィクトリア大学政治学・国際関係学大学院博士課程修了。Ph.D.in International Relations。国際関係理論・国際政治経済学理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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