内容説明
形式化・技術化に抗して。大学設置基準「大綱化」前後の大学内外の議論を詳らかにし、哲学・思想の歴史と日本の近代化と学制の歩みを紐解く中から、あるべき教養教育を提示する。
目次
第1部 教養教育と大学(戦後新制大学と一般教育;教養部問題の顕在化;京大の場合:幻の「科学基礎」;大学教育への外圧)
第2部 教養教育の思想性(「教養」の思想的立ち位置;西洋思想史から学ぶもの;日本社会を振り返る;教養教育の方向)
著者等紹介
林哲介[ハヤシテツスケ]
京都大学理学部卒業。現在、京都工芸繊維大学副学長。専攻は物性物理学・大学教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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