内容説明
土偶や仮面は何を語るのか?縄文研究最前線からの報告。
目次
第1章 土偶とは何か?―その謎を探る(縄文時代の暮らし;土偶をめぐるさまざまな説;土器に描かれた土偶から謎を解く;推理を裏づける;「ポーズ土偶」;土偶とは何か―神宿る依代)
第2章 縄文仮面の世界―貝・石・土製の仮面が語る縄文のいのり(素材からみた仮面;土製仮面(土面)の分類
土面の分布と用途
縄文人にとっての土面とは)
第3章 「縄文人の想い」を求めて―遺跡から縄文人の営みを考える(遺跡から縄文の世界をみる;縄文時代の集落のすがた;縄文人の一生;子どもの墓;土偶に込める祈り)
第4章 縄文人の精神世界―信仰と暮らしを探る(土偶の謎;土偶と仮面との関連性は;仮面の形と用途;遺跡からみる縄文人の精神世界;埋葬品からみる縄文社会;縄文時代の死生観)
著者等紹介
瀬口眞司[セグチシンジ]
考古学者。1968年、埼玉県久喜市生まれ。公益財団法人滋賀県文化財保護協会主任。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士(文学)。専門は縄文考古学
永野仁[ナガノヒトシ]
考古学者。1977年、愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人大阪府文化財センター技師。奈良大学文学部文化財学科卒業。専門は縄文考古学
岡田憲一[オカダケンイチ]
考古学者。1972年、新潟県長岡市生まれ。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員。奈良大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。修士(文学)。専門は先史考古学
狭川真一[サガワシンイチ]
考古学者。1959年、奈良県奈良市生まれ。財団法人元興寺文化財研究所研究部長。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士(文学)。専門は宗教考古学・中世考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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