内容説明
法とは何か?法の境界は何処にあるのか?法の圏外からの他者のうめき声を聴く。
目次
序章 法化論―未完のプロジェクト
第1章 「死別の悲しみ」と金銭賠償―法は死者を悼みうるか
第2章 法は紛争解決を約束できるか
第3章 司法参加と「法の限界」―われわれはどこまで法と折り合うことができるのか
第4章 おっぱいへの権利!―「見た目」に関する悩みや望みを、法は保護すべきだろうか
第5章 近代ウィーンの「子どもの流通」―今、社会的子育ては展望できるか
第6章 公共空間におけるパフォーマンスと法―都市の中心で「I」をどこまで叫べるか
第7章 アーキテクチャ批判(の困難さ)への“いらだち”―近代法主体の「退場」に抗すべき理由はあるか
第8章 教育コミュニティと法―われわれが学校に参加する条件とは何か
著者等紹介
江口厚仁[エグチアツヒト]
1959年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法社会学専攻。九州大学教授
吉岡剛彦[ヨシオカタケヒコ]
1972年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程修了。法哲学専攻。佐賀大学准教授
林田幸広[ハヤシダユキヒロ]
1971年生まれ。九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。法社会学専攻。九州国際大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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