内容説明
アラカン(団塊世代)に奮起を呼びかける。多忙な病院勤務医が還暦を機に受験勉強に再チャレンジ。三たびめでたく京大に合格をはたしたその痛快な軌跡。
目次
1 医学部に再入学して医者を三十数年
2 早期退職の決心
3 退職後はどうするか
4 受験勉強の実際
5 実際の入試を受けてみて
6 京大合格法
7 文学部に合格して
著者等紹介
高鍬博[タカクワヒロシ]
1948年京都市に生まれる。1973年京都大学理学部卒業。1979年京都大学医学部卒業、専門は消化器内科。2009年京都大学文学部入学。2010年天理よろづ相談所病院消化器内科嘱託部長を退職。現在、京都大学文学部二回生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しろくまZ
4
思うところがあり、再読。2017/12/09
読書行きの電車に乗ろう
1
仕事と介護に追われてわずか週十時間の勉強で京大に受かっちゃうなんてすごすぎる!「京大は簡単」って書いてあるけど、絶対この人頭いいんだろうなーと思った。受験勉強でつまらないと感じたことはやらないという姿勢はなかなか面白かった。自分も大学入りたいです。2018/05/29
メロン泥棒
1
京大理学部を卒業後、京大医学部に再入学し、勤務医として60歳までつとめた後に京大文学部に再々入学を果たした体験記。勉強することが趣味であり、そのために大学に入学する贅沢。とても羨ましい。著者の生き方や考え方も面白いが、体験記としても各科目別の勉強法や使った参考書、さらには合格までに教材費などで40万円かかった話など事細かに書かれていてそれも面白い。自分もこういう生き方を見習いたいものだ。2010/09/05
フィ
0
仕事目的ではなく、趣味として再び勉強したいという純粋動機から京大文学部を目指した医師の体験記であった。受験勉強は医師を続けながらということで、予備校には行けず、昔の受験時にも使用したZ会の通信添削をやったとのこと。人によっては続けることが難しいZ会を、仕事をしながら1回も休まずやったというのは立派だ。合格後も仕事の事情により休学するが、教授等から「勉強会」には参加してもいいよと言ってもらえるのは良い話だった。その融通性が学生だけではなく、生涯学習を希望する人にも開放されると、良い流れになるのではないか。2013/10/05
しろくまZ
0
面白い内容だった。しかし、60歳で大学に再入学するには、経済力の問題が大きいと思う。4年間で入学金と授業料だけで250万円以上必要になるんだから。年金に不安をもつ大多数の人にとっては羨ましい話かもしれない。2010/09/23