内容説明
古典的人間論の再生による、ポストモダン的ニヒリズムの克服。テロリズム・監視社会・現代的僭主政治など、“近代”の帰結としての現代の諸問題を克服する「倫理的パラダイム」構築の試み。
目次
第1章 二十一世紀を支える理論枠組みとしての人間論
第2章 歴史の思想と「意志の行為」
第3章 歴史の弁証法と人知による社会の制御
第4章 力への意志と相対主義
第5章 テクノロジーと僭主政治
第6章 自然の法と倫理の理法
第7章 テロリズムの恐怖と闇
第8章 共生の時代の権利と法
第9章 ポストモダンの人間論と一般教養教育
著者等紹介
石崎嘉彦[イシザキヨシヒコ]
1948年京都府に生まれる。1982年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。(専攻/哲学・倫理学)。現在、摂南大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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