看護が直面する11のモラル・ジレンマ

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779503962
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0012

内容説明

良心だけでは解けない、医療現場の難問に挑む。性別適合手術、デザイナー・ベビー、内部告発…誠実な医療者こそ悩む“ジレンマ”に、諦めず最善を探るための倫理学。

目次

病院の不正を知ったらどうするか―医療者の倫理的責務と内部告発(whistle‐blowing)
「デザイナー・ベビー」は許されるか―着床前診断の現状
患者の秘密を守るべきか
HIV/エイズに出会ったら―予防・差別・プライバシー
性別適合手術は許されるか
胎児組織を研究に利用してよいか―始まっている胎児組織ビジネス
受精卵をほしいと言われたら―受精卵提供とヒト胚の研究利用
動物に権利があるか―動物実験の倫理問題
結合双生児の分離手術―一人を助けるために、もう一人を殺してもよいか
子どもに自己決定権はあるか―ジリック裁判と親権の範囲
認知症高齢者の判断能力をどうやって判断するか―コンピテンス(competence)問題

著者等紹介

小林亜津子[コバヤシアツコ]
東京都に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。哲学・倫理学専攻。北里大学一般教育部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マイケル

1
第2章の「デザイナー・ベビー」は許されるのか、で取り上げられている「私の中のあなた」の映画を見ました。臓器移植のためのドナー・ベビーの物語ですが、誕生前からのえこひいきにはやはり違和感。本書第8章では動物の権利を取り上げており、ピーター・シンガーを紹介しているが、彼の場合、パーソン論を前提にした生存権判断となっており、批判したくなる。本書で扱われている各テーマは、何が正しいとマークシート試験のように直ぐに丸が付けられるわけではないので、読者に考えるよう促す方向は好ましいと思う。2017/09/27

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