内容説明
生と死のせめぎ合いの際で、生命倫理が問いかける生と死の新たな意味。「よく生きること」の意味を問い直しつつ、生命倫理の諸問題を論じた入門書。
目次
1 生きることと死ぬこと(子どもたちと考える「死ぬことと生きること」;ビハーラの仏教的意義―日本浄土教における死生観;自死の倫理―肯定されるべき自死について)
2 医学・医療の諸問題(卵巣凍結保存の境界線;生殖医療―技術革新の先に見えてくるもの;臓器移植制度と臓器の所有 ほか)
3 生命倫理と文化(欲望の爆発は回避できる―ルソーの一般意志概念を手掛かりにして;医学・医療における倫理的知恵;「安楽死」は「よい死」なのか―安らかな死の文化の復活を求めて)
著者等紹介
篠原駿一郎[シノハラシュンイチロウ]
1944年生まれ。ロンドン大学(ベッドフォード・カレッジ)哲学部大学院中退。哲学・倫理学・論理学専攻。元長崎大学教授
石橋孝明[イシバシタカアキ]
1952年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学・倫理学専攻。純真短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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