内容説明
本書の構成は、第1章で異文化間教育学の研究主題と研究の観点について全体的に構想が記述され、第2章では特に異文化間教育学の固有性についての見解が示されている。また、第3章と第4章は異文化間教育学と情報メディアや映像メディアとの関係が論じられている。第5章から第10章までは、言語・コミュニケーションとの関係が考察され、第11章は発達やアイデンティティとの関連性について分析されている。そして、第12章から第15章までは文化との関連性が記述されている。
目次
異文化間教育学の研究主題と研究の観点
異文化間教育学の固有性―学問としての自立は可能か
異文化間教育学と情報メディア
異文化間教育学における映像メディアの導入
異言語間教育―真なる多言語共生社会の創出を志向する教育
異文化間教育学とコミュニケーション研究
地域社会における異言語間教育の役割と設計
異言語間教育における関係性からみた英語教育
多言語主義のゆくえ―アメリカの場合
聴覚障害者のことばと文化を視野に入れた異文化間教育
生涯発達におけるアイデンティティ―関係性の視点から
多文化・異文化リテラシーにおける「文化」のとらえ方
文化概念の再考―アメリカ合衆国の多文化教育の視点から
異文化間教育学におけるカルチュラル・スタディーズの有効性―「文化」と「アイデンティティ」概念を中心に
本質主義をめぐるジレンマへの対峙―異文化間教育研究とジェンダー研究における共通の課題
在日朝鮮人教育研究と異文化間教育学の関連について
留学生アドバタイジングの実践プロセスとその課題
著者等紹介
小島勝[コジママサル]
龍谷大学文学部教授。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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