テロリズムを理解する―社会心理学からのアプローチ

テロリズムを理解する―社会心理学からのアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 401p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779502538
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C3011

内容説明

なぜ、テロが起こるのか?なぜ、テロ行為に至るのか?テロリズムとは何か?アメリカ心理学会がその知を結集して、国際テロリズムの心理的起源とその影響を解明する。

目次

第1部 テロ理解の基礎と背景(国際テロリズムの分析と考察―問題点、諸概念、方向性;不正直な犯罪、ごまかしの言葉―テロに関する論争;中東における平和と戦争―心理的・社会文化的観点;社会構成主義的観点から見たテロリズム;潜在的テロリスト集団の文化的背景―テロリズムと社会的変化)
第2部 心理社会的背景(テロと反テロにおける道徳規範からの選択的離脱の役割;集団暴力の理解と対策―集団虐殺、大量殺人、テロリズム;テロリズムとアイデンティティの希求;邪悪な心―テロリズムの目的論;平和心理学から見たテロリズム)
第3部 テロの余波(テロリズムによる心理的影響;テロリズムとメンタルヘルスと避難民のwell‐being;テロリズムへの心理学の対応)

著者等紹介

釘原直樹[クギハラナオキ]
社会心理学専攻。大阪大学人間科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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てれまこし

3
国難に際して社会科学はパトロンである社会にその有用性を証明しないとならない。社会心理学は政治的暴力に関する研究を積み上げているからなおさらだ。だが、真理は敵味方を区別しない。パトロンの気分を害することなしに「価値中立的」な知は提供できるか。マキャヴェリズムに徹して敵の弱点を突く知と技術を提供できればよいのだが、テロリズムを理解する前提は、敵が悪魔ではなく「認識的不協和」なり「相対的剥奪感」なり、理解可能な心理過程の産物であるということだ。そうなると同じ分析が味方についても当てはまる。敵味方は相対化される。2019/06/13

新橋九段

0
はじめには「学部生用の講義用のテキストになりうる」的なことが書いてあったが、それにしては内容が難しいというか重い気がする。一冊で多角的すぎるのも考えものか。2013/12/12

ウソキ

0
貧困と不正義がテロリストを生む2008/10/09

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