内容説明
成果主義に代表される近年の人事制度改革を、日本企業の組織行動と能力の変革の試みとして捉え、その狙い、改革の過程、および結果について再検討を試みる。
目次
第1部 人材マネジメントの変革(企業変革としての人材マネジメント改革;経営戦略の転換と人材マネジメント;持続的競争優位を築く人材ポートフォリオ;組織変革マネジメントと人事制度改革)
第2部 成果主義という組織変革(成果主義の挫折と再生;成果主義と心理的契約の変化;成果主義とモティベーションの変化;成果主義と目標管理;成果主義的人事評価の納得)
第3部 コミットメント・マネジメントの変革(日本企業における帰属意識;コミットメント・マネジメントの変革;エンプロイアビリティと組織コミットメント;内部通報制度と組織コミットメント)
第4部 キャリア・マネジメントの変革(正社員のキャリア管理;出向・転籍の活用;ダイバーシティ・マネジメントと非正規雇用;超高齢社会とキャリア開発)
著者等紹介
若林直樹[ワカバヤシナオキ]
京都大学大学院経済学研究科教授(経営組織論)。1963年生まれ。1987年東京大学文学部卒業。1991年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。2007年京都大学より博士号(経済学)取得
松山一紀[マツヤマカズキ]
近畿大学経営学部准教授(戦略的人的資源管理論)。1966年生まれ。1990年京都大学教育学部卒業。松下電器産業株式会社ビデオ関連事業部人事部勤務を経て、2003年京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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