内容説明
デリダが光をあて発展させたフッサールの言語考察、その思索の流れを辿り、現代の言語哲学に道標を与える。
目次
現象学とは何か
第1部 フッサール現象学の問題性(志向性と言語考察;現象学的還元の構造;「現象学的心理学」と「超越論的現象学」)
第2部 晩期フッサールの帰趨(現象学的還元の徹底化と「現在」;晩期フッサールにおける歴史)
第3部 フッサール現象学と現代の言語哲学(脱構築的言語論―デリダ‐サール論争;志向性;解釈学と脱構築;脱構築の限界と課題)
著者等紹介
宮坂和男[ミヤサカカズオ]
1962年長野県に生まれる。1986年東北大学文学部哲学科(哲学専攻)卒業。1991年東北大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士課程単位取得退学。広島修道大学人間環境学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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