内容説明
現代を読み解き、近未来を展望するためのツールとして、科学史、技術史、科学技術史の視点・方法論を提示する。
目次
科学・技術について考える現代的な意味
第1部 近代以前の科学と技術(技術のはじまりと戦争の起源;科学のあけぼのとギリシア自然哲学;中世とルネサンス;科学革命のはじまり)
第2部 産業革命以降の科学・技術(機械の登場と産業革命、そして大量生産へ;科学革命と自然科学の制度化・数学化;近代日本における科学の発展;科学依存型技術と産業化科学の登場;現代科学の登場と新しい自然観への転換)
第3部 科学・技術の軍事への展開(資本主義社会の形成と軍事技術;軍事生産の近代化と軍事産業の形成;2つの世界大戦と兵器開発に結びつく科学者;冷戦構造下における技術の軍事利用;日本における科学・技術と戦争)
第4部 科学・技術の進展と現代社会(情報技術の発展;巨大科学の登場とその影響;戦後日本における製造技術の発展;医学史を通して複雑化する現代の科学・技術を考える;これからの科学史・技術史の課題)
著者等紹介
河村豊[カワムラユタカ]
1988年、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。現在、東京工業高等専門学校名誉教授。専門は電気技術史、戦時科学史
小長谷大介[コナガヤダイスケ]
2009年、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、龍谷大学経営学部教授。専門は現代物理学史
山崎文徳[ヤマザキフミノリ]
2006年、大阪市立大学経営学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(商学)。現在、立命館大学経営学部教授。専門は技術史、技術論、技術経営論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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