目次
対人援助職に必要な基礎知識:人の育ちを支えるために必要な学び
発達心理学の基礎
胎生期の発達:心と身体の初期発達
乳幼児の発達1:感覚と動きの発達
乳幼児期の発達2:記憶と言葉の発達
乳幼児期の発達3:気持ちとかかわりの発達
児童期の発達1:学びの発達
児童期の発達2:人とのかかわりの発達
発達上の困難とそれに対する援助:人生におけるつまずきを支える
思春期の発達:心、身体、性の変容とそれに伴う課題
青年期の発達:子どもからおとなへの変化
成人期の発達
高齢期の発達:喪失に適応することを通した発達
著者等紹介
渡辺弥生[ワタナベヤヨイ]
法政大学教授。法政大学大学院ライフスキル教育研究所所長。教育学博士。学校心理士。臨床発達心理士
藤枝静暁[フジエダシズアキ]
埼玉学園大学教授。博士(心理学)。公認心理師。臨床心理士。学校心理士。ガイダンスカウンセラー
藤原健志[フジワラタケシ]
新潟県立大学人間生活学部子ども学科講師。博士(心理学)。公認心理師。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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木麻黄
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乳幼児の親権や監護権を巡って親が争うべ局面では,かつては「母親優先の原理」が強力に主張されていたが,現状は母による虐待が多いことも相まって,母が主たる養育者にあらずとも,父の代替性が優れていれば,同原理を適用しないというのが裁判実務である。この点は,発達心理学においても,母以外の代替性を高く評価しているが,母子の関係が懐胎時から始まっている知見を踏まえると,主たる養育者としての先行性は相当に尊重されるべきで,それが切断されることの影響については,概ねネガティブに評価されているようです。更に渉猟が必要か。2024/08/16