内容説明
新しい子ども観、保育をめざして。保育の質の向上と保育者の質の向上のために、保育者がもつべき新しい保育観。「子どもを人間としてみる」まなざしを、学問の境界を超えて提示した意欲書。
目次
第1章 子どもを「人間としてみる」
第2章 「子ども人間学」という思想に見る新たな「専門家」像:「技術的合理性」に基づく「専門家」から省察的実践家としての「専門家」へ
第3章 西洋教育史にみる子ども観と教育観の変遷:「子ども人間学」への道のり
第4章 大人・子ども関係を変える子育て支援の可能性
第5章 子どもを「人間としてみる」ことから生まれる保育実践:子どもとの対話を通して「保育が変わる」とき
第6章 「ダンス」する子どもたち
第7章 フィンランドにみる子どもへの視座:ネウボラから若者支援まで
第8章 人間を「子どもとしてみる」:省察的実践を生きる