目次
第1部 デカルト(方法的懐疑;「私は思惟する、ゆえに私はある」;神と自己;世界と自己;心身問題とデカルト哲学の意義)
第2部 カント(『純粋理性批判』(一)―経験の可能性
『純粋理性批判』(二)―理性と経験
『純粋理性批判』(三)―存在と経験
実践哲学(一)―道徳の原理
実践哲学(二)―カント倫理学と特徴と問題点
『判断力批判』(一)―自然と自由の統一
『判断力批判』(二)―美の分析論
『判断力批判』(三)―美・芸術・道徳
近代哲学の射程と反省的判断力)
著者等紹介
円谷裕二[ツブラヤユウジ]
1952年福島県いわき市生まれ。1982年3月東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。信州大学助教授、九州大学助教授、九州大学文学部教授を経て、九州大学大学院人文科学研究院哲学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンギ
2
デカルトのみ読了。著者は東大から九州大学教授になった人らしい。そろそろ定年なのだろうか。省察の順に章立てしてあって、オーソドックスかも。フロイトの夢とか出てくるあたり独自解釈の匂いを感じたけど、デカルトは論じるのがすごく難しい。最後は日常性を確実性の基礎にしている、と論じ、デカルトであっても、日常性を重んじたんだと触れたと思うけど、圧倒的に正しいと思います。デカルトの二重性は日常と哲学の二重性も含んでいるんだ、との指摘は素晴らしかったです。僕はデカルト思想は哲学の範疇を超えてしまう気がしてなりません。2016/02/21
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