出版社内容情報
村尾泰弘『家族臨床心理学の基礎』(2001)を基に、最新の展開を反映させた全面改訂版。家族関係を改善することによって個人の問題は飛躍的に改善されるとする視点からの臨床心理学の考え方と技法を論じる。
内容説明
フロイトの精神分析に始まる臨床心理学の古典から、ナラティヴ・セラピー等の家族療法の最新情報まで満載。個人の内的世界の理解に始まり、家族関係の深部までを見通し、具体的な解決策を提示する家族臨床心理学の入門書。
目次
第1章 愛と憎しみを生み出す場としての家族
第2章 臨床心理学の古典
第3章 家族療法―システムとしての家族
第4章 ブリーフセラピーとナラティヴ・セラピー
第5章 問題行動の理解と対応
第6章 個人と家族の成長
第7章 精神疾患の基礎知識
第8章 発達障害
第9章 性格
第10章 心理臨床の実践
第11章 若者の現状と家族
著者等紹介
村尾泰弘[ムラオヤスヒロ]
1956年2月23日生まれ。1981年3月横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。家庭裁判所調査官として少年非行や離婚など多くの家庭問題にかかわった後、立正大学専任講師、助教授を経て、立正大学社会福祉学部教授、NPO法人「神奈川被害者支援センター」副理事長。臨床心理士、家族心理士としても活動している。専門領域は臨床心理学、家族心理学、犯罪心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。