目次
序 ベルクソンにおける数理的モデルの形成と哲学的実在性
第1章 数理的モデルとその形成主体(感覚の連続量;数的対象の形成;原因性と自由;習慣と常住不変性)
第2章 物質の傾向と数理的モデル(物質の周期的運動;全体の伸縮と振動の凝縮;習慣の獲得と数理的モデル;物質の傾向と数理的モデル)
感想・レビュー
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ハンギ
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アマゾンでプレミアがついたのでチェック。内容的にはカント哲学を下敷きにしたもので、途中まではあんまり悪くないと思ったけど、最後のカントのいくつかの側面を徹底したもの、という風にベルクソン理解して大丈夫なのか気になるところです。分かりやすく説明されていて、ベルクソン哲学は心身分離の側面もあるんだなあと理解できました。デカルトも心身分離を主張していたけど、ベルクソンの方がよりラディカルなようだ。習慣や自動的な運動や実在性を重視されていて、やや少し疑問が残るけど、平易に書かれていていいなと思いました。2011/09/16