内容説明
本書は自と他の差異を相互批判を通して明確化しつつ、血の通った普遍性を求める「知のエクスプロージョン」について論じている
目次
第1部 比較哲学への道―東洋と西洋(認知科学と仏教思想―経験の現象学への道;空論の行方―竜樹の「空論」とカントの批判哲学 ほか)
第2部 意識・身体・世界―現代哲学の動向(フッサール現象学と数学基礎論論争―フッサールとゲーデルが共に問うていたこと;意識科学、現象学における自己言及性―Body Imageの生成のシミュレーションモデルによる「身体の媒体性」の理解 ほか)
第3部 源流への遡行―西洋思想の伝統を訪ねて(交わりの不安―ヤスパースのキルケゴール受容及び批判について;ニーチェのニヒリズムとハイデガーの「根拠」論 ほか)
第4部 現代社会の状況―教育・宗教・国家論(コミュニティ形成における装置;国家はいらない―ハンナ・アーレントの国民国家観 ほか)
著者等紹介
司馬春英[シバハルヒデ]
大正大学人間学部教授
渡辺明照[ワタナベミョウショウ]
大正大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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