目次
第1部 史学概論講義(歴史とは;歴史学 ほか)
第2部 歴史哲学と歴史観(歴史観の推移;歴史哲学の成立と展開 ほか)
第3部 歴史知と多様化史観(文化史と世界史;歴史意識と歴史知 ほか)
補論 翻訳語としての「歴史」について(原語の意味;翻訳語の意味)
著者等紹介
石塚正英[イシズカマサヒデ]
1949年新潟県生。1981年立正大学大学院退学。1982年立正大学文学部非常勤講師(2000年まで)。1989年東京電機大学理工学部非常勤講師。2000年東京電機大学理工学部助教授(2001年教授、博士(文学))。2002年立正大学史学会理事。2004年東京電機大学大学院理工学研究科兼任。専攻分野は歴史知学、文化史学
酒井三郎[サカイサブロウ]
1901年高知県生。1940年東京帝国大学大学院退学。1951年熊本大学法文学部教授(1959年文学博士)。1968年立正大学文学部教授(~1976年)。1982年死去。専攻分野は史学史、文化史
綱川政則[ツナカワマサノリ]
1934年東京都生。1961年東京大学大学院退学。1962年新潟大学教育学部助手(1966年講師)。1968年山口大学文理学部講師(1969年助教授)。1975年東京学芸大学教育学部助教授(1981年教授)。立正大学文学部非常勤講師。1995年立正大学文学部教授。1996年死去。専攻分野は英独を中心とする両大戦間ヨーロッパ外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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木村すらいむ
2
過去,歴史解釈の基礎的な考え方を知りたくて読んだ.短めで読みやすい.歴史学とは何か,資料から歴史を作るときに注意すること,どんな歴史観があってそれがどう移り変わったかといった話がメイン.歴史で研究されるのは現在と関連する生きた過去であり,過去の資料を解釈するのは現在の自分,文化的背景に依存した人間であるという意味での,「すべての歴史は現代史である」というクローチェの言葉は印象的だった.2014/07/30
サアベドラ
1
『歴史研究の基本』なんてあからさまな題名にしといて中身は自説を延々喧伝しまくるだけってのはある種の詐欺だと思うんだ。あと自分で独自に定義した言葉を注釈なしにいきなり使うのはやめてほしい。2011/03/26
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