内容説明
あまりにもスキャンダラスな半世を、丹念に狩猟！没後四十余年、未だに多くの謎を秘めた“三島由紀夫”という存在―。にわかには信じられないような驚きの半生をあらゆる角度から拾い集め、その裏に見え隠れする三島像を概観する！
目次
日本の三島から世界のＭＩＳＨＩＭＡへ
女子大生・杉山〓子との結婚
剣道五段の実力
美智子様の御成婚を祝するカンタータ
ビクトリア朝コロニアル様式の家
越路吹雪とのロマンスの行方
西にコクトー、東に三島『からっ風野郎』
岸田今日子の半裸の『サロメ』
「風流夢譚」事件の余波
わが国初のプライバシー裁判『宴のあと』〔ほか〕
著者等紹介
岡山典弘［オカヤマノリヒロ］
文芸評論家・作家・エッセイスト・愛媛県松山市に生まれる。全日本学生柔道優勝大会に出場するなど柔道三段（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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harass
71
図書館で見つけ手に取る。外伝とつけている通り三島の他愛もないエピソードを雑誌記事などから引用しまとめたもの。三島の映画デビューの記者会見や映画撮影中の話、大映社長永田は「西のコクトー、東の三島」。監督の増村保造はスタッフに反感をかうほど主役の三島をいびりまくったなど。ちなみに増村は東大のときの同級生だという。介錯に使われた三島ご自慢の関孫六は偽物の可能性があるとか。三島由紀夫は三億円事件の犯人であるとワシントン・ポストに意見広告した変人など。忘れ去られるような話題だが雑誌などにある歴史。三島ファンなら。2018/03/18
臓物ちゃん
2
「三島由紀夫が三億円事件の犯人ッ！なるほど完璧な仮説っスねーーーっ 三島がバイクに乗れないという点に目をつぶればよぉ〜」そういうバカな話からＵＦＯ目撃したという真面目な話まで、ＭＩＳＨＩＭＡのキャラの濃さがまるっとわかるひとくち伝記集。この本をジャンジャン布教して三島を文豪ストレイドッグスに出そう！2015/01/28
Deco
2
三島さんの作品は、あまり読んでないのですが。 何故かこのかたの、生きざま、思想、本名の平岡公威との関係……とても気になる作家では有ります。 バレエのモーリス・ベジャール氏のMという作品は、世界のミシマを表現しています。2014/12/07
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