満州国という楽園 - なぜ降伏はかくも遅れたのか? 資本主義のショーウィ

個数:
  • 予約

満州国という楽園 - なぜ降伏はかくも遅れたのか? 資本主義のショーウィ

  • ご予約受付中
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ◆通常、発売日にウェブストアから出荷となります。
    ◆指定発売日のある商品は発売前日にウェブストアから出荷となります。
    ◆一部商品(取り寄せ扱い)は発送までに日数がかかります。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆表示の発売日や価格は変更になる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
    ◆ご予約品は別途配送となります。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p
  • 商品コード 9784779130830
  • Cコード C0021

出版社内容情報

私は物心ついた頃から「あの戦争はいったい何だったのか」思いあぐねてきた。最大の難関は「満州事変・満州国は是か非か?」という問題だった。私は第一次世界大戦後の世界平和を目指したワシントン体制を支持しているし、ワシントン体制を受容した若槻礼次郎・幣原喜重郎を尊敬している。一方、石原莞爾は頭脳明晰な第一級の軍人であり「石原莞爾が行ったのだから、さぞや深い理由があったのだろう」という気もしていた。尊敬する若槻・幣原と石原が「満州問題」をめぐってガチンコとぶつかったのだから、私はどちらが正しいのか考え悩んだ。結局、私は「満州建国は是である。石原莞爾を支持する」という結論に達した。それは、米英が主導したワシントン体制には、「第一次世界大戦中にロシアでロシア革命が起き、共産主義のソ連が軍事近代化を果たし、周辺に軍事膨張を開始したため、隣接する日本とドイツがソ連から軍事的脅威を被った」という重要事項を視野の外に置く、重大な欠陥が明らかになったからである。つまり、ソ連が東方に膨張してモンゴルを支配したので、日本はこれに対峙する防共国防国家として、また資本主義のショーウィンドーとして満州国を設えたのである。これは、「ワシントン体制を否定するというのではなく、ワシントン体制の不備を補整した」という意味を持つのだ。まさに痛恨の事態である日本の敗戦は、こうした満州国の意義を、日本外務省が米英など国際社会に対して一切説明しなかった/出来なかったことに、最大の原因がある。そこで、私は遅まきながら、不手際にも未だ位置づけが定まらない「満州国の意義」を、本書にて説明することとしたのである。


【目次】

第一章 満州を占領したロシア軍に反発して日露戦争が起きる
第二章 空白になった満州の国防に張作霖が登場
第三章 ワシントン体制のもとで「憲政の常道」を確立
第四章 共産ソ連と対峙した満州国の建国
第五章 「資本主義のショーウィンドー」としての満州国
第六章 国際連盟からの脱退
第七章 コミンテルンが起こした盧溝橋事件
第八章 許されざる日支和平
第九章 太平洋戦争への道
第十章 遅すぎた降伏

最近チェックした商品