出版社内容情報
奴隷として生まれ、独学で読み書きを覚えた、その過酷な半生を描く旧著に、全人生の年譜を増補した改訂版!19世紀前半の20年間、「人間性」を破壊する奴隷制に抗って生き、ついに逃亡に成功するまでの、ダグラスが「人間として生きた」苦難の道のりの貴重な記録。
内容説明
奴隷として生まれ、逃亡するまでの最初の自伝に全人生の年譜を増補!「人間性」を破壊する奴隷制に抗って生き、20歳で逃亡するまでのダグラスの苦難を赤裸々に描いた最初の自伝は、「奴隷制」の本質を描き出す貴重な記録として、今も多くの人々に読み継がれている。本書は、その自伝全訳の初版(2016年)に年譜を増補することで、19世紀の社会のうねりを確認しつつ、ダグラス逃亡後の国外亡命・奴隷制反対運動・南北戦争下の言動など、77歳で死亡する日まで活動家として生涯を全うしたダグラスの姿を簡潔に描き出す。
目次
第1章 奴隷に生まれて
第2章 ロイド大佐のホーム・プランテーション
第3章 ロイド大佐と奴隷たち
第4章 罪に問われぬ殺人
第5章 ロイド大佐のもとを去る―あこがれのボルティモアへ
第6章 新しい主人と港町ボルティモア
第7章 読み書きの習得―自由への手がかり
第8章 遺産の分配―奴隷制への怒り
第9章 「キリスト教徒」マスター・トマス
第10章 抵抗―奴隷調教師コーヴィとの闘い・仲間との逃亡計画・造船所での闘い
第11章 逃亡―ニューベッドフォードでの出会い
追補 二つの「キリスト教」
著者等紹介
樋口映美[ヒグチハユミ]
専修大学名誉教授(アメリカ社会史、人種関係史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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