出版社内容情報
冷戦終結後30年余、世界秩序が揺れている。格差の拡大、ウクライナ戦争、パレスチナ・イスラエル戦争、「台湾有事論」を含む東アジアの緊張、スコットランドのUKからの独立とEUへの再加盟、南米における移民・難民社会問題など、これらの現象は従来の主権国家体系や民族自決論の矛盾の結果でもある。従って、これを克服するには新たな国際政治学理論が必要となるのであり、その一つの理論、ポスト・ソブリン主義 post-sovereigntism(主権主義・以後)を提唱する本書は、著者の鋭い現状認識と展望を示すものである。
内容説明
冷戦終結から30年余、新たな国際秩序の必要性を問う!人民主権の不徹底、格差の拡大、ウクライナ戦争、パレスチナ・イスラエル戦争、「台湾有事論」を含む東アジアの緊張、スコットランドのUKからの独立とEUへの再加盟、南米における移民・難民社会問題など、これらの現象は従来の主権国家体系や民族自決論の矛盾の結果でもある。これを克服するためにポスト・ソブリン主義を提唱する著者が描く現状認識と展望。
目次
第1章 主権国家体系・民族自決論を超えて
第2章 人民主権論の模索
第3章 格差拡大、資本蓄積の限界、計画経済
第4章 デモクラティック・ピース論
第5章 ウクライナ戦争の経緯
第6章 ウクライナ戦争の原因と停戦の必要性
第7章 パレスチナ・イスラエル戦争
第8章 「台湾有事論」
第9章 台湾の高度な自治権
第10章 重武装化を図る日本への教訓
第11章 軍事小国フィリピンの模索
第12章 スコットランドのポスト・ソブリン主義
第13章 スコットランドのUKからの独立とEUへの再加盟の課題
第14章 南米における移民・難民社会
著者等紹介
森彰夫[モリアキオ]
ハンガリー政府給費留学、学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学、学習院大学博士号(政治学)授与、ライオグランド大学(米国大学)日本校国際関係学科専任講師、海外経済協力基金開発援助研究所、国際協力銀行開発第3部、玉川大学経営学部非常勤講師、JICAキルギス共和国事務所企画調査員、東北公益文科大学公益学部教授、エトヴェシュ・ローランド大学社会科学学部(ハンガリー)客員教授を経て、大和大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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