出版社内容情報
いま中東の政治・経済で注目度が急上昇しているサウジアラビア。 著者が首都リヤドに駐在中(2001年から3年間)、9・11 アメリカ同時多発テロが起こり、隣国ではイラク戦争が引き続き、国内でも襲撃テロが頻発していた。本書は、その時期に、イスラム教の戒律が最も厳しい国として知られるサウジアラビアで暮らした、混乱の日常を描いている。さらに著者の関心はその根底を流れるアラブ世界の古代の歴史にも向けられており、激動の現代史から人類史までをダイナミックなスケールで描くこととなった。
内容説明
イスラム教の戒律が最も厳しい国として知られるサウジアラビア。激動の現代史から人類史まで!アラブ世界において最大の経済規模をほこるサウジアラビアに駐在したビジネスマンが、9.11、イラク戦争、国内の襲撃テロなど揺れ動く中東情勢下で体験した日常生活と古代からの歴史をダイナミックに描く。
目次
第1章 二一世紀初めのサウジアラビア
第2章 現生人類が暮らしたアラビア
第3章 ユダヤ教・キリスト教の発祥と興隆
第4章 イスラム教の誕生と勃興
第5章 ダマスカスの聖地にて
第6章 部族民とサウジアラビア建国
第7章 襲撃事件・再び
第8章 リヤド再訪
第9章 イスラエルとパレスチナ
著者等紹介
和田朋之[ワダトモユキ]
1957年、京都市生まれ。東京大学法学部を卒業、住友商事に入社。アジア、中東、アフリカ等のインフラ・プロジェクトに従事した。サウジアラビアには2001年から3年間駐在。主著『ハイジャック犯をたずねて』で、出張時に乗っていた飛行機がハイジャックされ、後にその犯人を見つけ出し現地に訪ね交流を重ねた体験を書いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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