出版社内容情報
盧溝橋事件の勃発当時、現地で不拡大を主張した軍人がいた!
盧溝橋事件(1935年)勃発当時、支那駐屯軍の作戦参謀だった池田純久は、現地で交渉による解決を強く主張して拡大派司令官と衝突し、左遷される。のち、1945年にはポツダム宣言の受諾を決めた「最後の御前会議」に出席するなど、日本の転換点に居合わせた池田純久という人物を、盧溝橋事件前後を中心とした史料と家族の思い出という両面から描き出す。
内容説明
池田は、内側から冷静な視線で陸軍を、そして日本を見続けた軍人だった。盧溝橋事件(1937年)勃発当時、支那駐屯軍の作戦参謀だった池田純久は現地で交渉による解決を強く主張して拡大派司令官と衝突し、左遷される―。事件前後を中心とした史料と家族の思い出から、池田純久という人物を描き出す。
目次
序章
第1章 池田の原点
第2章 日本人の中国観
第3章 池田の中国観
第4章 異国の天津にて
第5章 支那駐屯軍時代
第6章 不拡大派池田参謀の左遷
第7章 父と過ごした日々
補論 アジア主義者として
著者等紹介
池田知加恵[イケダチカエ]
慶應義塾大学文学部社会学科卒。父・池田純久の赴任に伴い幼少期に天津、奉天へ渡る。大阪大学留学生センター所属のホストファミリーをおよそ40年間務め、現在も留学生との交流は続いている
新谷卓[アラヤタカシ]
立教大学非常勤講師。明治大学大学院博士後期課程修了、博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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