出版社内容情報
東京・玉川上水沿線(小金井市)で、ある日ケヤキが皆伐された!
理由は、小金井桜を育てるために他の樹木は邪魔になるため、だった。
木を伐ると、何が起きるのか、都会の自然にはどういう意味があるのか、生物多様性の保護はなぜ大事なのか―。
長年、玉川上水の自然観察を市民とともにおこなってきた生物学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
「神宮外苑1000 本の樹木を切らないで」運動など、一連の木を伐らないでという市民の懇願の動きが盛り上がっているいま、読んでおきたい一冊。 スケッチイラスト、写真、図表など多数!
内容説明
東京・玉川上水沿線(小金井市)で、桜以外の樹木は邪魔になるという理由で、ある日ケヤキが皆伐された!長年、市民とともに玉川上水の自然観察をおこなってきた生態学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
目次
第1部 野草を記録する(花マップ活動;花ごよみ;玉川上水の歴史)
第2部 伐採の衝撃(ケヤキ皆伐の衝撃;初めての行政との折衝;赤テープの衝撃;行政との折衝;残されなかったコブシ)
第3部 立ち上がる(立ち上がる;台風による被害;小金井の桜について;アンケート)
第4部 よりよい玉川上水のために(生物多様性の考え方;玉川上水の生物多様性とそれに基づく管理;分断道路の動き;より良い玉川上水のために)
著者等紹介
高槻成紀[タカツキセイキ]
1949年生まれ、東北大学大学院理学研究科修了、理学博士。東京大学、麻布大学教授を歴任。専攻は保全生態学。ニホンジカの生態学研究を長く続け、シカと植物群落の関係を解明してきた。近年は里山や都市緑地の動植物も調べている。本書のテーマである玉川上水の保全のために「玉川上水みどりといきもの会議」を立ち上げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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