漱石と姦通罪―前期三部作の誕生と家父長制批判

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779129001
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

天意には叶うが、人の掟に背く恋(『それから』より)
  ――前期三部作『三四郎』、『それから』、『門』のなかで、
      漱石は「姦通罪」を批判している――
「姦通」のテーマでつながる三作品を詳しく分析、「姦通罪」を制定し、改悪した
    国家権力と家父長的な社会制度への批判を読み解く。

内容説明

『三四郎』『それから』『門』で、漱石は「姦通罪」を批判している―。「姦通罪」を制定し、改悪した「国家権力」と家父長的「家」制度への、漱石の挑戦を読む。

目次

前期三部作の前提(三部作の構造―旧約聖書とズーデルマンの『消えぬ過去』の影響;姦通という主題、および「姦通罪」に対する従来の研究の誤解;漱石自身の姦通願望の投影だという説;従来の研究の「姦通罪」に対する誤解;「姦通罪」の歴史、検閲)
第1部 『三四郎』―姦通劇の開幕(はじめに―『三四郎』の構造、および読みの問題;三四郎が元「海軍の職工」の妻との姦通に失敗する話の政治性 ほか)
第2部 『それから』―「天意に叶ふ」恋の物語(はじめに―「維新の志士」的気迫;「天意」とは ほか)
第3部 『門』―誰も死なない姦通小説の誕生(はじめに―『門』の革新性;姦通文学の歴史 ほか)

著者等紹介

キムラ・スティーブン,千種[キムラスティーブン,チグサ] [Kimura‐Steven,Chigusa]
元カンタベリー大学(ニュージーランド)教授。京都女子大学短期大学部英文科卒、オックスフォード大学(英国)留学、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)で修士号、カンタベリー大学で博士号取得。退職後、早稲田大学国際教養学部非常勤講師、現在、同大学ジェンダー研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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V6_1800

5
漱石は家父長制、姦通罪という女性差別を批判していたという事実を、作品の読みを通して解説した本。面白かったんだけど、ところどころ文が怪しいところがあり、それが苦痛で途中からは流し読みになってしまった。筆者は大学教授の経歴があるようだけど、説明が少々くどいと感じる部分も多々あり。あと、僕は「三四郎」「それから」「門」が三部作だというのはわりと常識だと思ってたんだけど、筆者によるとそう言ってるのは少数で大部分の人は三部作と思ってないとのこと。2023/10/23

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