出版社内容情報
関家 新助[セキヤシンスケ]
著・文・その他
内容説明
人びとに備わる自然権(生存権)の危機を問う!人間が人間らしく生きる権利として形成された近代国家を支えた「自然権」を脅かすものは、独裁政治であり、戦争である。そして今や地球規模で人類に迫る危機は環境汚染と破壊だ。限りなき欲望の果ての破綻を回避できるのは、人びとの理性である。だが、理性を育むべき“教育の現場”は見るも無惨だ!
目次
第1章 近代国家と「自然権」―その暗雲(近代国家―「自然権」の登場;近代国家―その後の展開)
第2章 「自然権」の全面否定―戦争と平和(二〇世紀の殺戮・その要因;平和への道程―欲望の制御・永世中立・軍隊をもたない国々)
第3章 「自然権」―地球環境破壊(いま地球では何が起きているか;それは制御可能か)
終章 見えない解決への道程―教育への期待、その現実(教育の重み;大学の現状と再興)
著者等紹介
関家新助[セキヤシンスケ]
1936年生まれ、高知県出身。学習院大学大学院修了(哲学専攻)。日本社会事業大学教授。日本社会事業学校長。長崎国際大学教授・学部長・副学長。現在、日本社会事業大学名誉教授、長崎国際大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。