出版社内容情報
ギャンブルがやめられず多額の借金を重ねる――
本人も家族も安定した生活を取り戻すためにはどうすればいいのか。
債務整理さえできればいいのか。施設に通えばいいのか。治療が必要なのか。
本人の生きづらさと向き合い、柔軟に粘り強く支える支援とは。
・依存の当事者と家族を支える、経験豊かな司法書士が共に考えます。
・増補版では、近年の夫婦関係、親子関係の変化、コロナ禍での変化について
解説します。
〈もくじ〉
第Ⅰ部…Q&Aで考える
第Ⅱ部…家族と支援者はどう支えるか
*ケーススタディ
* 一律的な支援方法から個別支援へ
*司法書士事務所開設から、ワンデーポートとの出会い、
そしてワンデーポートの変化に学ぶ
*ともに成長する支援
*生きにくい現代社会を自分らしく生き抜くために
*【増補】近年の夫婦関係、親子関係の変化、コロナ禍での変化について
Q:ギャンブルや買い物で何度も借金を繰り返すのは、「依存症」と考えて
治療が必要なのでしょうか?
Q:これまで家族が作ったギャンブルの借金を尻拭いしてきました。
依存症の専門医からはあなたも「共依存」という病気だと言われました。
私も病気で治療しなければならないのでしょうか?
Q:私はギャンブルをやめることができず、自助グループや回復施設、
依存症専門の精神科にも行きましたが、止まらず、自己嫌悪に陥ります。
どうすればよいのでしょう。
Q:家族が何度も借金を繰り返しています。弁護士や司法書士に債務整理
をお願いしたほうが良いのでしょうか?
Q:夫はこれまでも何度も借金を作り、そのつど夫の両親が肩代わりして
きましたが、今回はもう援助してくれません。
このままでは将来も不安です。離婚すべきでしょうか?
Q:息子が会社のお金を横領しました。ギャンブルが原因のようです。
今後どうしたらよいか途方に暮れています。
Q:定年退職をした主人が、突然出会い系サイトにはまってしまい、
何度もだまされてお金を散在しています。
何度諭しても聞く耳を持ちません。どうしたらよいでしょう?
Q:子どもが、これま
内容説明
本人も家族も安定した生活を取り戻すためには、どうすればいいのか?債務整理さえできればいいのか?施設に通えばいいのか?治療が必要なのか?―当事者と家族支援の経験豊かな司法書士が共に考えます。本人の生きづらさと向き合い、柔軟に粘り強く支える支援とは。夫婦関係、親子関係の変化、コロナ禍での変化について解説。
目次
第1章 Q&Aで考える
第2章 家族と支援者はどう支えるか1 ケーススタディ―最近の支援事例から
第3章 家族と支援者はどう支えるか2 一律的な支援方法から個別支援へ
第4章 家族と支援者はどう支えるか3 ワンデーポートとの出会いと変化に学ぶ
第5章 家族と支援者はどう支えるか4 ともに成長する支援
第6章 生きにくい現代社会を自分らしく生き抜くために
増補解説 コロナ禍だからこそ必要な雑談の力
著者等紹介
稲村厚[イナムラアツシ]
1959年生まれ。司法書士。ギャンブルに問題がある人の日本で初めての支援施設・NPO法人ワンデーポートの設立からかかわり、現在、理事長。NPO法人リカバリーサポート・ネットワーク理事。精神保健福祉センター等において家族教室講師、個別相談を担当。日本大学法学部卒業。南山大学人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了。1997年全国青年司法書士協議会会長。日本司法書士会連合会理事、神奈川県司法書士会専務理事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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