出版社内容情報
戦前・戦中も特別な関係を保ったポーランドとの戦後交流史を描く。
世界地図からポーランドを消滅させたドイツと同盟を結んだ日本は、
連合国との開戦を控えて在ポーランド日本大使館を閉鎖した後も、
ポーランド軍事諜報機関との協力を続けた……戦前、特殊ともいえる関係を
結び、かつて友好的であった両国は、戦後いかなる関係を刻んだか?
国交再開の条件?冷戦体制に与えた影響は?60年代、70年代、80年代の関係は?
戒厳令下のポーランドに与えた影響は?
1989年以降の体制転換は、両国にどのような変化をもたらしたか?
その後はどのようになっているのか?
2019年までの交流史を多面的な視点から俯瞰する労作。
【目次】
日本語版への序文
ポーランド語版への序文
謝 辞
第一部 政治と外交
第一章 一九四五~一九六〇年
ポーランド、日本、世界
国交回復への道
大使館の開設と初代大使
第二章 一九六一~一九八九年
ポーランド、日本、世界
大使館の活動と外交代表
公式訪問と実務訪問
要人の訪問
国会議員の訪問
労働組合員の訪問
その他の訪問
第三章 一九八九~二〇一九年
ポーランド、日本、世界
大使館の活動と外交代表
公式訪問と実務訪問
要人の訪問
国会議員の訪問
その他の訪問
第四章 名誉領事館
在大阪ポーランド共和国名誉総領事館
在神戸ポーランド共和国名誉領事館
在広島ポーランド共和国名誉総領事館
在クラクフ日本国名誉領事館
第二部 学術
第一章 ポーランドにおける日本研究と日本語
教育
ワルシャワ大学における日本研究
その他の大学における日本研究
第二章 日本におけるポーランド研究とポーランド語教育
大学におけるポーランド
ポーランド語講座
フォーラム・ポーランド
第三部 文化の普及
第一章 日本におけるポーランド文化の普及
在日ポーランド人民共和国大使館(1989
内容説明
戦中、戦後対立する陣営にあった両国がその後、いかにして友好関係を結んだか?国交再開の条件?冷戦体制に与えた影響は?戒厳令下のポーランドに与えた影響は?1989年以降の体制転換は両国にどのような変化をもたらしたか?多面的な交流の歴史を俯瞰する労作。
目次
第1部 政治と外交(一九四五~一九六〇年;一九六一~一九八九年;一九八九~二〇一九年)
第2部 学術(ポーランドにおける日本研究と日本語教育;日本におけるポーランド研究とポーランド語教育)
第3部 文化の普及(日本におけるポーランド文化の普及;ポーランドにおける日本文化の普及)
第4部 在日ポーランド人、在ポーランド日本人(在日ポーランド人;在ポーランド日本人)
著者等紹介
パワシュ=ルトコフスカ,エヴァ[パワシュルトコフスカ,エヴァ] [Palasz‐Rutkowska,Ewa]
ワルシャワ大学教授。ポーランド・ワルシャワ生まれ。1977年ワルシャワ大学東洋学部日本学科卒業;1987年、ワルシャワ大学大学院修了(人文学博士)、1999年、教授資格号(Doctor Habilitatus);1983~1985年の最初の東京大学への留学以来、数十度にわたり日本へ留学・研究、主に東京大学(客員教授としても)。現在:ワルシャワ大学東洋学部日本学科教授。専門は日本文化・近代史、ポーランド・日本関係史、皇室史。2015年、旭日中綬章授与、2019年度国際交流基金賞受賞
白石和子[シライシカズコ]
1974年外務省入省。ポーランド・ウッチ大学、ワルシャワ大学に留学。1977‐78年、1997‐2001年、2007‐2011年在ポーランド大使館勤務。外務省では、1978‐1983年欧亜局東欧課ポーランド担当官。2012‐2015年特命全権大使リトアニア国駐箚、2015‐2016年特命全権大使女性人権人道担当兼北極担当、2016‐2017年外務省参与 北極担当大使、2016年東京家庭裁判所調停委員、2018年SCSK株式会社取締役、2019年三井海洋開発株式会社取締役、2019年大阪関西万博誘致担当特使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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