ユニオンズ戦記―1954/Kと球閑喋、幻のプロ野球チーム高橋球団の記録

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ユニオンズ戦記―1954/Kと球閑喋、幻のプロ野球チーム高橋球団の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 508p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779127885
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

あっという間に消えた幻のプロ野球団!



1954年から56年までのわずか3年間、「高橋ユニオンズ」というプロ野球チームが

存在した。このチームに興味を抱いた著者・川島氏は、史的調査の過程で、夕刊「新大阪」(新大阪新聞社)の記者で、のちに作家となる足立巻一(小説「やちまた」)に

たどり着く。パ・リーグの存続をめぐり新大阪新聞社(黒崎貞治郎、小谷正一、足立等の記者たち)をはじめ大手新聞社や大映・永田雅一が大きな役割を果たしていた時代だった。1953年パ・リーグは7チームで構成されており、端数が生じるため、全チームが

揃う形での公式戦を開催できないでいた。そこで、勝率3割5分を切ったチームは、

強制的に解散という罰則を設けたが適用チームが現れることは無かった。

1954年、開幕前に高橋龍太郎をオーナーとして高橋球団が設立される。連盟は急造のため各チームから選手供出を申し合わせたが、集まったのは扱いに手を焼く選手や戦力外の選手たちばかりだった。チーム名は高橋が経営する大日本麦酒の商品「ユニオンビール」からつけられた。1955年、トンボ鉛筆と提携し「トンボユニオンズ」と改称するもわずか1年で解消となる。その1955年では、同球団所属のヴィクトル・スタルヒン投手が日本球界初の300勝を達成。スタルヒンは球団の契約選手第一号であった。1956年に、再び「高橋ユニオンズ」の名に戻ることとなり、また同じ1956年には慶大のスター選手、佐々木信也が入団。全試合全イニング出場、リーグ最多安打を記録する。

しかしその後、資金繰りが悪化し、8チームでの試合編成が多すぎたことから、

1957年に大映スターズに吸収され大映ユニオンズとなる。1957年2月、ユニオンズは

岡山県野球場で解団する。フェンスには「高橋ユニオンズ解団」と書かれた横断幕が貼られ、チーム全員で記念撮影をした後、選手一人ずつが他球団担当者の元へ呼ばれ、それが移籍先となったのであった。1958年、ユニオンズは、毎日オリオンズに吸収され毎日大映オリオンズとなるのであった。

本書は、高橋ユニオンズの設立から解団までの主な歴史的動きと、新聞各社及びプロ野球連盟、球団オーナーたちの深謀遠慮を、綿密で執拗な取材と詳細な記述でまとめた、もう一つの「プロ野球史」である。



【目次】

第1章  憧憬

第2章  邂逅

第3章  夢幻

第4章  糾合

第5章  矜持

第6章  軒昂

第7章  蒼茫

第8章  遠雷

第9章  光芒

第10章 智略

第11章 茫漠

第12章 遠謀

内容説明

あっという間に消えた幻のプロ野球団とは!?1954年から56年までの3年間「高橋ユニオンズ」というチームが存在した。球団設立から解団までの歴史的な動きと、新聞各社及びプロ野球連盟、オーナーたちの深謀遠慮を綿密な取材にもとづく詳細な記述でまとめたアナザー・ヒストリー。

目次

憧憬
邂逅
夢幻
糾合
矜持
軒昂
蒼茫
遠雷
光芒
智略
茫漠
遠謀

著者等紹介

川島卓也[カワシマタクヤ]
愛知県名古屋市生まれ。理系大学院を修了し、約10年間、電子電気メーカー等に勤務。その後、大叔父の会社を引き継ぎ経営者となり、現在に至る。テクノ未来塾会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KF

5
「難行」でした。 趣味嗜好が全く合致せず。 以下の嗜好であればお勧めします。 ・高橋ユニオンズの最初にシーズンの各試合について  開催箇所を確認したい。  入場者数を確認したい。  試合開始時刻を分単位で確認したい。  試合経過を克明に確認したい。  ユニオンズと無関係な中日対西鉄の日本選手権を確認したい。 ・新大阪新聞の運営について知りたい。 ・雑誌流星号について知りたい。 ・誤字脱字等が大好き。 ・川島卓也って何者?実在?を探りたい。 ・どこが自筆でどこが転載か探りたい。 私は断固絶縁します。  2024/03/09

露傍の石

1
これは素晴らしい。高橋ユニオンズの1954年の全試合の経過を記している。ユニオンズファンやオールドプロ野球史のファンにはたまらない。ユニオンズの選手や関係者への取材も緻密だ。 大量のページが割かれている新大阪新聞社関連は…正直よく分からない。が、挿入されているエピソードは意外と面白く、当時の世相が垣間見られて中々に興味をそそるものがある。2022/12/09

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