漫曲グラフィティ―あるコミック編集者の回想

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漫曲グラフィティ―あるコミック編集者の回想

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  • サイズ 46判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779127557
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

伝説の少年誌編集長・壁村耐三との日々…



「ドカベン」「がきデカ」「ブラック・ジャック」等、日本中を沸かせた人気

マンガを続々と世に送り出した「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)。

のちに編集長(7代目)となった著者が記す波乱に富んだ迫真のドキュメント。



本書の中心人物は2代目、名編集長・壁村耐三。著者の前に編集長として現れ、

その存在を強烈に見せつけ、ひたすら会社のため、雑誌のため、文字通り死力を

尽くし、散った。延命を第一におく現代医学はこの人を生き永らえさせたが、

その結果はあまりにも悲惨だったと著者は言う。

多くの記述は日記や手帳のメモに基づいており、時系列に間違いはない。

けれども記憶が定かでない点もあるという。取材中、秋田書店OBには

「古いことを……」と苦笑されもしたというが、当時の「週刊チャンピオン」

の全貌をにわかに描き出す本書には、その場にしかない雰囲気と貴重な証言が

可能な限り納められている。

内容説明

「ドカベン」「がきデカ」「ブラック・ジャック」…、日本中を沸かせた漫画を続々と世に送り出した「週刊少年チャンピオン」。のちに編集長(7代目)となった著者が記す波瀾に富んだ迫真のドキュメント。

目次

第1章 砕けた『ゴッドハンド』
第2章 チャレンジャーとしての創刊
第3章 チャンピオン・ロードへの道
第4章 二五〇万部の光と影
第5章 忍び寄る暗雲
第6章 新規蒔き直しの時代へ
第7章 忘れ得ぬ新人群像
第8章 幕間として
第9章 賽が投げられるまで
終章 惜別の歌が聞こえる

著者等紹介

大塚公平[オオツカコウヘイ]
1947年生まれ。筆名・二階堂卓也。上智大学文学部新聞学科卒業。『キネマ旬報』に連載された「イタリアン・アクションの誇りと栄光」を初めとする一貫した批評姿勢に共感するファンも多く、その後のジャンル映画再評価に多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

67
私が「少年チャンピオン」を読んでいたのは、この本で語られる壁村編集長の頃だ。「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「ブラックジャック」…。壁村編集長との交流を中心に語るのは、第七代編集長にもなった著者。二階堂卓也の名で映画評論も多く書いている。そのせいか描かれる世界は、ドラマチックでほろ苦い。梶原一騎や真樹日佐夫とのやりとりも厳しさに満ちている。この頃の無茶苦茶な会社環境は、業種は違えど自分がサラリーマンになった当時と重なる。この本を読んで当時の漫画を懐かしくも思うが、ここに描かれる人間たちに惹かれてしまう。2021/10/11

kei-zu

16
私の「週刊少年チャンピオン」の最も古い記憶は、「B・J」「マカロニ」「がきデカ」「エコエコ・アザラク」の黄金時代。 しかしながら、本作でこれらの作品についての記述は控えめ。「伝説のカベムラ編集長」と著者との交流に記述の多くが割かれる。 当時の労働環境含め時代性が感じられますが、面倒見の良さは格好いいですね。 梶原一騎とのエピソードは、本書をもとにTBSラジオで吉田豪が紹介していました。 こんなに面白い本なのに装丁があっさりしているので、購買層が手を伸ばす機会を減らしているのではといささか心配。2021/09/15

Bo-he-mian

15
マカロニ・ウエスタンやイタリアン・ホラーなどの、B級に属し、後にユーロトラッシュと呼ばれるようなサブジャンルの映画が評論家たちに一瞥もされていなかった'80年代に、独り熱い紹介記事を書き続け、後の「映画秘宝」登場の土台を作ったパイオニアでもある二階堂卓也。しかしそれは仮の姿で、本業は秋田書店の社員にして少年チャンピオン黄金時代の編集マン、そして後に編集長にもなる、本名・大塚公平-これはその大塚公平としての漫画編集者の日々、そして業界にその名を轟かす名物編集長・壁村耐三との交流を描いた思い出の書である。2022/06/29

£‥±±

7
 実は70年代後期の絶頂期の残り香を求めて1990年代、ジャンプでもサンデーでもなく何故か全盛期を過ぎたチャンピオンを読んで居た。ちょうど筆者が編集長を務めていた時と重なる。70万部でも売上が足りないとは今から見ると贅沢だが、当時は漫画とプロ野球が未だ娯楽の中心だった。  吾妻ひでお氏の自伝マンガでは悪鬼羅刹の如き描写の名物先輩編集長、壁村氏の描写はとても篤く感動的。  当時の漫画家たちの横顔にも触れられる貴重な書。  編集者にとって売れっ子を他社に引き抜かれるのは本当に悔しいのだな、と感じた。2022/07/11

miunac

1
SFのことが分かってないからSF界では評価されてる吾妻ひでおとり・みきたがみよしひさ外薗昌也山口貴由らに厳しい。それはマニアックだからと著者はいうだろうが同時期に大ヒットしたアニメにヤマトガンダムエヴァがあることを考えれば(このリストは映画や小説にいくらでも広げられる)一部のマニアのものでないのは明白。不良や武道が好きで梶原一騎真樹日佐夫兄弟や小林旭にたびたび触れるが、それが時代に合わないことに気付いていない。内山亜紀を無視するのは当然だが、あすなひろしに触れないのも解せない。だから弟子の佐藤宏之も文字数2021/09/15

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