世紀末ベルリン滞在記―移民/労働/難民

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世紀末ベルリン滞在記―移民/労働/難民

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779126529
  • NDC分類 334.434
  • Cコード C0022

出版社内容情報

1989年、ベルリンの壁崩壊から30年……



1996年からベルリンに通い出し、

97年からの11年間、

ベルリンを第二の故郷として過ごした著者が、

彼の地で、「異邦人=エトランゼ」として、

何を見て、どんな人種的差別を受けたのか……。



移民を受け入れることが当たり前になりつつある、

グローバリゼーションが推進される現代、

この日本でも、移民をどのように受け入れて、「外国人」と

つきあえばよいのか?



「移民」として「労働」し「難民」として生きた著者の経験は、

大きなヒントを与えてくれるはずである。



時に笑い、時に怒り、時に泣いた!世紀末ベルリンを活写した滞在記。

内容説明

1989年、ベルリンの壁崩壊から30年…、1996年からベルリンに通い出し、97年からの11年間、ベルリンを第二の故郷として過ごした著者が、彼の地で、「異邦人=エトランゼ」として、何を見て、どんな人種的差別を受けたのか…。時に笑い、時に怒り、時に泣いた!世紀末ベルリンを活写した滞在記。

目次

第1章 闇タバコ売りになったベトナム人労働者
第2章 ある地下鉄ミュージシャンの来歴
第3章 ある兵士のひとりごと
第4章 ポツダム広場の日本人料理人
第5章 あるアラブ移民の肖像
第6章 ハイジャックテロリストモハメド・アタとその時代
第7章 あるトルコ人労働者の本音
第8章 行き場のない移民少年たち

著者等紹介

加藤淳[カトウジュン]
1972年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、ベルリン工科大学ドイツ文学科で学ぶ。ベルリン在住11年を経て、翻訳・通訳・フリーライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

11
20世紀末にベルリンの大学に進学し、移民の多い地区で暮らした著者は、そこで“マイノリティたる移民側からみえる風景”をいくつも見ることになった。自分の人生に不満や不安を抱える移民たちを見ると「あれはもう一人の自分だ」と思ったという。人間は、ありとあらゆるものに優劣をつけたがる。けれどもそれは、絶対的なものではない。国や立場が変われば簡単に変わる。国籍の異なる人々を「あれはもう一人の自分だ」と思えたり、誰もがマイノリティの視点で世界を捉えられるようになれば、あらゆる差別は少しずつ減っていくのかもしれない。2020/02/26

午睡

3
ベルリンで10年以上暮らした日本人男性の生活と意見。ベルリン工科大学文学部に留学していたときの体験をつづったものが多いようだが、ガストアルバイターとして働いていた時期の記録もある。海外で暮らすと誰でもが感じる差別や反発、内省、きのこのように突如生えてくる小さなナショナリズムなどが率直につづられている。著者と同時代にベルリンで暮していた9.11テロリストのモハメド・アタに語りかけるように書かれた第6章は重苦しいが、考えさせられた。怒りをはらんだ文体はどこかポール・ニザンの「アデンアラビア」を思わせる。2020/07/27

だまし売りNo

2
ベトナム人移民の話から始まる。東ドイツは社会主義国同士ということでベトナム人労働者を受け入れていた。しかし、その待遇はブラックであった。日本の技能実習生よりも管理は厳しい非人道的なものであった。外国人労働者の劣悪な労働条件、非人道的な扱いは日本では資本主義、グローバリズムの弊害と見られがちである。しかし、社会主義国の東ドイツにも存在した。資本主義ではなく、官僚主義、管理主義、全体主義の弊害と言えるだろう。これは日本の技能実習生らの搾取の問題に対しても示唆的。2020/02/17

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