出版社内容情報
おしゃれな女性なら誰でも出かける、
魅惑のロンドン、ウェストエンド !
お買い物は女性の気晴らし?
どのようにウェストエンドは、
「大量消費の場」、「買い物と娯楽の中心」となり、
中・上流階級の女性の娯楽、社交生活、政治の拠点となったのか──。
──百貨店の誕生から、既婚女性財産法、フェミニストの運動、
演劇と女性のショッピングとの結びつき、
そして、ショーウィンドウを粉々に割った女性参政権運動まで──
19世紀~20世紀初めのロンドンで、
女性たちがどのように「家庭」という女性の領域から、
「街」という公的領域に飛び出し、
ショッピング(娯楽)を楽しむようになったのかを明らかにする。
経済と文化における女性の役割の本質を理解する、
19世紀イギリス史(特にジェンダー史、消費文化史)研究の必読書!
内容説明
19世紀~20世紀初めのロンドンで、女性たちがどのように「家庭」という女性の領域から、「街」という公的領域に飛び出し、ショッピング(娯楽)を楽しむようになったのかを明らかにする。経済と文化における女性の役割の本質を理解する、19世紀イギリス史(都市史・ジェンダー史・消費文化史)研究の必読書。
目次
第1章 「誘惑の間」―よろず取り扱いと郊外という娯楽
第2章 消費の裁判―結婚、法律、女性の信用買い
第3章 「街歩きのご婦人方のための休憩所」―フェミニズムと公的領域における快適さ
第4章 大都市めぐり―ウェストエンドを買って、旅して、読んでみる
第5章 「買い物の新時代」―エドワード朝ロンドンにおけるアメリカ式百貨店
第6章 消費という舞台―ミュージカル・コメディと交換の欲望
著者等紹介
ラパポート,エリカ・ダイアン[ラパポート,エリカダイアン] [Rappaport,Erika Diane]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校歴史学部教授。専門は、近現代イギリスおよび大英帝国の消費文化史、ジェンダー史。現在は、1940年代から1970年代にかけての広告の歴史と脱植民地化に関するプロジェクトに取り組んでいる
佐藤繭香[サトウマユカ]
麗澤大学外国語学部准教授
成田芙美[ナリタフミ]
青森公立大学経営経済学部講師
菅靖子[スガヤスコ]
津田塾大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。