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内容説明
「ユダヤ人」というアイデンティティはいかにして生成され、継承されているのか。ユダヤ系文学と映画に脈々といきづくユダヤの記憶と伝統を探る。
目次
二人のノーベル賞作家が記憶するもの―エリ・ヴィーゼルとアイザック・シンガーの場合
ラビ・スモール・シリーズにおける記憶と伝統―ユダヤ人の古い道を求めて
マラマッドの『もうひとつの生活』と『助手』―シュリマゼル、シュレミール、そしてユダヤの伝統
『ベラローザ・コネクション』における記憶と伝統
伝統と記憶を担う身体―ソール・ベロー『ベラローザ・コネクション』の役者たち
過去の出来事への判断と継承―シンシア・オジックの『信頼』における歴史の意味と芸術との衝突
マイケル・シェイボンに見るユダヤの記憶と伝統
手紙が継承する悲劇の記憶―『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』における「ユダヤ人」の枠組と伝統
伝統を編む―ジェローム・ローゼンバーグのアンソロジー『大いなるユダヤの書』を読む
ハロルド・ピンターの政治劇におけるユダヤ性、記憶、声の剥奪
上書きされる記憶と揺らぐ歴史―二〇一〇年代の映画に見るホロコーストの現在形
潜在するユダヤ、顕在するユダヤ―アメリカ映画に見るユダヤの伝統と記憶
著者等紹介
広瀬佳司[ヒロセヨシジ]
ノートルダム清心女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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