アドリア海の海賊ウスコク―難民・略奪者・英雄

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アドリア海の海賊ウスコク―難民・略奪者・英雄

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779125454
  • NDC分類 209.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

盗賊か、英雄か______

アドリア海を荒らした海賊たちの物語。



オスマン帝国が覇権を広げるなか、

イタリア半島とバルカン半島に挟まれたアドリア海では、

海賊・ウスコクがその名を轟かせていた。

民衆詩で英雄と謳われたかれらの実態とは?



知られざるウスコクの歴史と暮らしぶりを明らかにする

とともに、

バルカン半島で、イスラムとキリスト教のせめぎあいの

最前線となった軍政国境地帯の複雑な力学、

近世国家の成立と“アウトロー”の誕生の因果関係を探る。

内容説明

オスマン帝国が覇権を広げるなか、イタリア半島とバルカン半島に挟まれたアドリア海では、海賊ウスコクがその名を轟かせていた。民衆詩で英雄と謳われたかれらの実態とは?知られざるウスコクの歴史と暮らしぶりを明らかにするとともに、バルカン半島でイスラムとキリスト教のせめぎあいの最前線となった軍政国境地帯の複雑な力学、近世国家の成立と“アウトロー”の誕生の因果関係を探る。

目次

第1章 ウスコクとは?
第2章 ウスコクの社会
第3章 聖なる略奪
第4章 境界
第5章 ウスコクとヴラーフ
第6章 歴史のなかのウスコク
エピローグ 近世国家とアウトローたち

著者等紹介

越村勲[コシムライサオ]
1953年富山県生まれ。ザグレブ大学大学院修士課程修了、一橋大学大学院博士課程修了(社会学博士)。一橋大学特別研究員、千葉大学助手などの後、東京造形大学教授、2019年より同大学名誉教授。専攻は東欧社会史・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hal

10
オスマン・トルコやヴェネティアが争っていた時代、クロアチアのセーニという町を拠点に、アドリア海上や沿岸域をあらしたウスコクと呼ばれる海賊の歴史。時にはイスラムから国境を守る兵士であったりもし、兵士にも有給と無給がいて、有給であっても給料が支払われない事が多く、生活のために海賊をするとか。時代や国際情勢の時系列がバラバラでわかりにくかった。戦争が続き住民が難民化すると、農地は放置され、生きるために何かあっても連れて逃げられる羊や山羊を飼育するが、常に略奪の恐れがある。大変な土地ですね。2020/12/07

人生ゴルディアス

4
ハプスブルクVSオスマンによって難民となった者たちがセーニという町に流れ着いて海賊ウスコクとなり、ハプスブルグの後押しを受けて対オスマンという建前で略奪に勤しんだ。しかし当時、ヴェネツィアは商業上の利得からオスマンと手を組んでいたので、ウスコクが暴れ回るとオスマンから苦情を言われ、またオスマンと手を組んでいてかつハプスブルクと敵対しているヴェネツィア船も襲われた。ウスコクは結局オスマンの北進が止まってハプスブルクと手打ちがなされたところで用済みとなり、掃討されてしまう。本書はちょっと内容が冗長だったかな…2024/08/25

左手爆弾

2
あまりよく知らない地域の話なのに、ものすごくありありと情景が浮かんだ。ウスコクとは16-17世紀にアドリア海で活動したクロアチアの海賊を指す。彼らはハプスブルク帝国とオスマン帝国という二大帝国の間にある海の交易路で海賊行為をしていた。表向きはトルコの商船などを襲い、キリスト教徒に利するための「聖戦」であったが、実際には経済活動として略奪を行っていた。元々もはトルコからの難民であった以上、生きていくためには略奪は必須だった。大国の隙間でこんな生き方をしていた人たちがいたのはまるで物語のように思える。2020/12/12

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