出版社内容情報
タイの都市を創った中国移民の生態を、今も残る華人商店のタイ語・漢字併記から読み取り、歴史遺産から、町の成り立ちを解くタイの都市づくりをかつて担ったのは
中国からの移民であった。
彼らが中国のどこから来てどのように生き、
町づくりをしたのか、それは、町の各所に
残された漢字表記の華人廟から伺い知ることができる。
近年の都市開発で古い街並は変化し、
かつての中国人の子孫も今やタイ人として暮らしている。
いずれ消えていくであろう歴史遺産から、
町のなりたちを解いていく。
……華人商店はタイ語と漢字が併記されているから、
漢字の読みが書かれたタイ語を読むと
自ずからどこの郷党であるかが解る……(本文より)
もくじ
第一章 アユタヤからトンブリへ
第二章 そしてバンコクへ
第三章 華人廟の特徴
第四章 中華街
第五章 船着き場、東西南北
第六章 バンコク周辺部
桑野 淳一[クワノ ジュンイチ]
著・文・その他
内容説明
かつてタイの都市づくりを担ったのは根っからの商人、華人だった―彼らはどこから来て、どのように生きたのか。いずれ消えていくであろう歴史遺産から、町の成り立ちを解き明かす魅力ある町歩き。
目次
第1章 アユタヤからトンブリへ
第2章 そしてバンコクへ
第3章 華人廟の特徴
第4章 中華街
第5章 船着き場、東西南北
第6章 バンコク周辺部
著者等紹介
桑野淳一[クワノジュンイチ]
1951年、新潟県生まれ。青山学院大学地球社会共生学部教授。現在はタイ王国のタマサート大学客員教授としてタイに駐在し、同大学にある青山学院大学タイオフィスの所長を兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。