音楽と絵画で読むT.S.エリオット―『プルフロックその他の観察』から『荒地』へ

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音楽と絵画で読むT.S.エリオット―『プルフロックその他の観察』から『荒地』へ

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779125270
  • NDC分類 931
  • Cコード C0098

出版社内容情報

現代詩の祖として知られるエリオットの初期詩篇を「音景(音楽+風景/絵画)」の複合的視点から読解し文以外からの影響関係を見出すミュージカル『キャッツ』の原作者として有名なT.S.エリオット。



「現代詩の祖」として知られるエリオットの初期詩篇を

音楽と絵画の視点で読み解くことにより、

エリオットの詩作における

ヴィクトリア朝作家やロマン派芸術の影響を見出す!



音楽??代表作『荒地』に見られるワーグナーの影響、

   「不協和音」(感情の起伏)の詩的効果。

    鳥や雷鳴だけではない、生活の「騒音」まで

    取り込んだ詩の世界。





絵画??「ある婦人の肖像」の「肖像」に見られるような

    視覚的な言葉。二十世紀の詩に多く描かれた

   「都会的風景」の反映。



「音景」(音楽+風景)の複合的視点からエリオットを読解する

 画期的研究!

主な目次



第一章 「J・アルフレッド・プルフロックの恋歌」における

    「観察」と「恋歌」



  第一節 エピグラフから読む「観察」



  第二節 プルフロックが隠したかったもの



  第三節 「恋歌」をめぐって



第二章 「ある婦人の肖像」における「音楽」と「絵画」



  第一節 「室内楽曲」としての「ある婦人の肖像」



  第二節 美術館としての「ある婦人の肖像」



第三章「前奏曲集」「風の夜の狂詩曲」における

   「視覚」と「聴覚」の役割



  第一節 「前奏曲集」における

      「ライトモチーフ」的技法の萌芽



  第二節 「風の夜の狂詩曲」と映画「ファントマ」



第四章 『荒地』におけるワーグナーの三つの楽劇を

     中心として



  第一節 タロット・カードの絵の役割とその特徴



  第二節 『荒地』とワーグナーの三つの楽劇の

      「声」のポリフォニー



第五章 モダンでクラシカルな「音景」



  第一節 「雷鳴」― 緊張と未解決の「不協和音」



  第二節 「鐘」― 複調性的な「不協和音」



  第三節 「鐘」― 複調性的な「不協和音」

熊谷 治子[クマガイ ハルコ]
著・文・その他

内容説明

「現代詩の祖」と知られるT.S.エリオットが、ショパン、ワーグナー、レンブラント、ゴヤ、マネなど、バロック、ロマン派、印象派の音楽や絵画からの影響をいかに昇華させ、ストラヴィンスキーらに触発されてモダニズム文学の金字塔を打ち立てたのか。初期詩篇を読み解くことで、これまでのT.S.エリオット像が刷新される、画期的エリオット論!

目次

第1章 「J・アルフレッド・プルフロックの恋歌」における「観察」と「恋歌」(エピグラフから読む「観察」;プルフロックが隠したかったもの;「恋歌」をめぐって)
第2章 「ある婦人の肖像」における「音楽」と「絵画」(「室内楽曲」としての「ある婦人の肖像」;美術館としての「ある婦人の肖像」)
第3章 「前奏曲集」「風の夜の狂詩曲」における「視覚」と「聴覚」の役割―主としてワーグナーの「ライトモチーフ」から読む(「前奏曲集」における「ライトモチーフ」的技法の萌芽;「風の夜の狂詩曲」と映画「ファントマ」―「街灯」の「ライトモチーフ」)
第4章 『荒地』におけるワーグナーの三つの楽劇を中心として(タロット・カードの絵の役割とその特徴;『荒地』とワーグナーの三つの楽劇の「声」のポリフォニー)
第5章 モダンでクラシカルな「音景」―『荒地』と『春の祭典』の「騒音」をめぐって(「雷鳴」―緊張と未解決の「不協和音」;「鐘」―複調性的な「不協和音」;「機械音」―不均整なポリリズムの「不協和音」)

著者等紹介

熊谷治子[クマガイハルコ]
1973年生まれ。現在、仙台白百合女子大学講師。白百合女子大学大学院博士課程言語・文学専攻(単位取得退学)博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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