エピソディカルな構造―“小説”的マニエリスムとヒューモアの概念

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エピソディカルな構造―“小説”的マニエリスムとヒューモアの概念

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779125102
  • NDC分類 904
  • Cコード C0010

出版社内容情報

18世紀以降のモダンな批評的言説を、

鮮やかな概念地図と共に描いた一冊!



「批評のハードウェア」と題された第一部において、

著者は『活力測定考』以降のイマニュエル・カントの

テクストのほか、コールリッジ、マリオ・プラーツ、

ピランデッロ、ポール・ド・マン、T・S・エリオット、

ハンス=ゲオルク・ガダマー、ポール・ヴァレリーといった、

18世紀から現代にいたる様々なクリティシズムを、

独自の明確なフレームワークの中で読み解いてゆく。



マニエリスムとヒューモアの概念を駆使し、

〈小説〉を近代的表象として新たに再定義しようと試みた表題作。



マクルーハンのメディア概念を用いつつ、

近代批評のバイナリー・コード(二値的装置)を徹底的に

分析・批判し、哲学的美学を脱構築した第2エッセイ「内容と形式」。



そして第3エッセイ「倒壊する言語」では、

リスボン大震災(1775年)という啓蒙期の大事件を軸に、

17?18世紀の科学史的パラダイム・シフトを鮮やかに読み解き、

その「歴史的反復」を、構造主義以降から

ディコンストラクションへと至る現代思想の文脈内に蘇らせる。



これらの理論的エッセイのほか、

第二部「フラグメンタ・リテラリア」には、

モダニズムの時代を扱った数々の文学的エッセイを収録。



特に巻末の長い講演録「モダンの二重螺旋〔より糸〕」では、

「失われた世代」を代表する三人の批評家、

ケネス・バーク、マルカム・カウリー、エドマンド・ウィルソンら

の批評的軌跡───それぞれが、モダンな批評の

〈理論〉〈編集〉〈歴史〉を代表するとされる──をたどり、

1920?30年代という大転換期の知性史の一端を

生き生きと読み解く。

吉田 朋正[ヨシダ トモナオ]
著・文・その他

内容説明

マニエリスムとヒューモアの概念を駆使し、“小説”を近代的表象として再定義した表題作。マクルーハンのメディア概念を用いつつ、近代批評のバイナリー・コードを批判し、哲学的美学を脱構築した第2エッセイ「内容と形式」。第3エッセイ「倒壊する言語」では、リスボン大震災(1775年)という啓蒙期の大事件を軸に近代科学のパラダイム・シフトを鮮やかに読み解き、その「歴史的反復」を、構造主義からディコンストラクションへと至る現代思想の文脈内に蘇らせる―これらの理論的エッセイのほか、第二部「フラグメンタ・リテラリア」にはモダニズムをめぐる省察の数々を収録。特に巻末の長い講演録「モダンの二重螺旋」では、「失われた世代」を代表する三人の批評家、ケネス・バーク、マルカム・カウリー、エドマンド・ウィルソンの軌跡をたどり、1920‐30年代という大転換期の知性史の一端を生き生きと描き出す。

目次

1 批評のハードウェア(エピソディカルな構造―“小説”的マニエリスムとヒューモアの概念;内容と形式―新たなる「意味の意味」のために;倒壊する言語―一八世紀「崇高」観念のアルケオロジーと脱構築)
2 フラグメンタ・リテラリア(サミュエル・ベケットと二人のデカルト;照応と総合―“土岐恒二の仕事”への一視点;アメリカン・ナルシスの相貌;マルカム・カウリーの流儀;モダンな二人―カウリーとバーク ほか)

著者等紹介

吉田朋正[ヨシダトモナオ]
首都大学東京大学院人文科学研究科(英文学)准教授。1968年生まれ。慶應義塾大学仏文科卒、早稲田大学大学院英文科修了、東京都立大学博士課程単位取得満期退学。同大学人文学部英文科助手(1998‐2000年)、東京医科歯科大学教養部助教授および准教授(2000‐2011年)を経て、現職。専門は英語圏を中心とした批評史、ならびに二〇世紀アメリカの文化・思潮(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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